湯梨浜町議会 2013-09-10
平成25年第 4回定例会(第 1日 9月10日)
3番 河 田 洋 一 4番 浜 中 武 仁
5番 入 江 誠 6番 松 岡 昭 博
7番 酒 井 幸 雄 8番 上 野 昭 二
9番 浦 木 靖 10番 會 見 祐 子
11番 米 田 強 美 12番 光 井 哲 治
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
事務局長 ───── 石 田 秋 雄 書記 ─────── 平 井 香 織
臨時職員 ───── 岩 本 佐登美
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ─────── 宮 脇 正 道 副町長(
福祉事務所長)仙 賀 芳 友
教育委員長 ──── 前 田 三 郎 教育長 ────── 土 海 孝 治
総務課長 ───── 山 下 章 企画課長 ───── 中 本 賢 二
町民課長 ───── 前 田 啓 嗣
子育て支援課長 ── 丸 真 美
産業振興課長 ─── 清 水 武 房
建設水道課長 ─── 岸 田 智
健康推進課長 ─── 蔵 本 知 純
総合福祉課長 ─── 米 増 誠
長寿福祉課長(
地域包括支援センター所長)
─── 竹 本 恵 子
教育総務課長 ─── 浜 崎 厚 子
生涯学習・
人権推進課長 会計管理者(兼)出納室長
─── 西 原 信 男 ─── 本 田 義 秀
水明荘支配人 ─── 成 澤 岩 郎
農業委員会事務局長─ 遠 藤 秀 光
代表監査委員 ─── 礒 江 俊 二 総務課参事 ──── 小 林 長 志
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午前10時19分開会
○議長(光井 哲治君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員数は12人です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成25年第4回
湯梨浜町議会定例会を開会いたします。
平成25年第4回
湯梨浜町議会定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日はすがすがしい朝を迎え、日一日と秋の気配を感じるきょうこのごろとなりました。
ところで、先月までの猛暑がうそのように、今月に入りましてからは恵みの雨に農家の皆さんも胸をなでおろされたと思いきや、その後一転して大雨に大変被害を心配しておりましたが、それも大きな被害なく終わっておるように思っております。このたびの大雨により被害に遭われました方々には、謹んでお見舞いを申し上げます。
さて、その一方で、
オリンピック東京開催という
ビッグニュースが列島を駆けめぐりました。我々大人はもちろんのこと、子どもたちに夢と希望を与えてくれる最高の出来事になることは間違いないことだと思います。
しかしながら、我々を取り巻く環境、内憂外患に振り回されているのが現実の社会であります。震災の被災地の復興は先が不透明、原発問題は出口なき戦いに振り回されているのが今の現状のように思えます。これから
スケジュールどおり消費税増税が粛々と実行、TPP問題はどんな状態で決着するのか。国債はついに1,000兆円を突破しました。予算は緊縮から膨張にかじを切ろうとしているのが今の現状です。我々地方は行革の大合唱のもと、
マインドコントロールに侵されたごとく今日に至っております。
その一方で、財政再建の道筋をつけるといういやはや言語明瞭、意味不明の状態に陥っているのではないでしょうか。
ここで私は悪いことばかり言いたいのではありません。常に物事はいい面と悪い面の二面を持つということです。今、我々に与えられとるのは、こういう状況下の中で常に考え続けなさいということだろうというぐあいに思っております。
さて、本定例会は、平成24年度の決算を審査する最も重要な議会であります。議会が決定した予算が適正に執行され、どれだけの行政効果、経済効果があったか、住民にかわって十分検討していただきたいと思います。
議案の内容については、後刻町長から詳細にわたって説明がありますが、町長提案は28件です。本定例会は一般質問者5名であります。活発な論戦が行われることを期待しております。
議員各位はこれらの諸案件に対し慎重な御審議の上、適切妥当な結論が得られますよう祈念申し上げたい。
これをもって開会の御挨拶といたします。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(光井 哲治君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、5番、入江誠議員、6番、
松岡昭博議員を指名します。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(光井 哲治君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
本定例会の会期については、去る9月3日に
議会運営委員会を開催し協議しましたので、
議会運営委員長から報告を求めます。
寺地委員長。
○
議会運営委員会委員長(寺地 章行君) 皆さん、おはようございます。
ただいま議長の報告のとおり、9月3日、
議会運営委員会を開催、協議した結果を報告をいたします。
本定例会の
町長提出議案は、現在、決算認定が18件、補正予算9件、条例改正1件、報告4件の合計32件であります。一般質問は5人です。陳情は新たなもの3件です。
会期は、本日10日から24日までの15日間としたいと思います。
本日の日程はお手元に配付いたしておりますが、この後、陳情の委員会付託をして決算認定、補正予算、条例関係等の
町長提出議案を説明をし、本日は散会といたします。11日に一般質問を行い、12日はその予備日といたします。13日から19日は委員会審査及び議事の都合により休会とし、20日に提出議案及び
陳情審査報告等の審議、採決を行い、最終日の24日は予備日とする会期日程でございます。御協力いただきますようにお願いを申し上げまして、報告といたします。
○議長(光井 哲治君) お諮りいたします。ただいまの寺地委員長の報告のとおり、本定例会の会期は本日10日から24日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、会期は、本日10日から24日までの15日間と決定しました。
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○議長(光井 哲治君) ここで、9月議会定例会の開会に当たり、町長より挨拶をお願いをいたします。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 皆さん、おはようございます。
秋の訪れを告げる二十世紀梨の出荷も終盤を迎え、猛暑の夏から日に日に深まり行く秋を感じる昨今ですが、議員の皆様には9月定例町議会にお集まりいただきありがとうございます。
慣例により、9月定例町議会に提案させていただきます議案の審議に先立って、6月定例町議会以降の町政の推移、主な出来事等について御報告を申し上げます。
まず、防災関係では、昨年度から進めていました地域防災計画の改定作業、印刷作業が終了し、8月末に全面改訂版ができました。東日本大震災を踏まえ津波対策編を作成したほか、
原子力発電所事故への対応等を盛り込んでいます。訓練や出前講習等を通じて、町民の皆さんに周知を図ってまいりたいと思っております。
また、6月23日、東伯郡
消防ポンプ操法大会があり、我が町の第10分団が優勝、7月7日の県大会に出場いたしました。県大会では4位と残念な結果でしたけれども、古いポンプ車で頑張りながら捲土重来を期すという団員諸君の言葉に敬意を表します。
次に、産業面では7月3日、
東郷梨選果場新選果機の竣工式がございました。2億2,000万円をかけ最新鋭の
光センサー等を整備されたものですが、これまでの糖度、熟度に加え、新たに酸味や詳細な表皮の色あたりも測定できる機器ということで、果樹に関しては全国に先駆けて導入されたものだということでございます。このことに私は
果実部生産者の皆さんの並々ならぬ決意といったものを感じており、二十世紀梨100年の歴史を持つ東郷梨がさらなる品質向上を図り、次の100年に向け新たな年となるよう、そのスタートを切った年となることを願っているところでございます。
さらに、7月4日には梨の日記念行事を行いました。
東郷二十世紀梨につきましては、8月25日初出荷、26日が初販売ということで、26日は
大阪中央卸売市場での初販セレモニーに参加いたしました後、
トップセールスということで梅田の阪急デパートで知事さんらと一緒にPR活動を行いました。
また、この時期は二十世紀梨に限らずスイカのとまり美人ですとかブドウのはわいピオーネなど湯梨浜の豊富な果物の出荷時期でもあり、いずれもほぼ順調な価格で推移、取引されたと伺っておりまして、喜ばしく思っております。
なお、8月25日には
東郷果実部長及び
ハワイぶどう部会の部長さんと知事のところにことしの出来ばえについての報告等に伺いました。両部長さんからは、梨の新甘泉、ブドウのシャインマスカットの栽培を強化していくことが報告されました。いいものをつくり、東郷二十世紀梨やはわいピオーネに匹敵するブランド力のある商品に育っていくことを期待しています。
7月30日には、農業委員会による
農地パトロールが実施されました。そのほか、8月21日には泊港の井戸海水を利用した
養殖施設設置者の公募があり、事業に取り組まれる2社が決定いたしました。8月30日には羽合温泉、
東郷温泉旅館組合によるスッポンの稚亀の放流式がありました。井戸海水を利用した魚の養殖と温泉を活用したスッポンの養殖ということで、いずれも町の資源を有効活用したものであり、特産品づくりにつながり、雇用や活性化につながることを期待しています。
観光面では、7月5日の石脇海水浴場を皮切りに6日の宇野、そして12日の羽合と順次海開きが行われました。海水浴客は8月に入ってからは猛暑により一時大幅にふえたようでございますが、全体としてはほぼ前年並みだったというように伺っております。
9月5日にはアメリカのハワイ出身のブラザー・トムさんに
湯梨浜観光大使の委嘱状を交付し、我が町のPRをお願いしてまいりました。その後、東京新橋にある県のアンテナショップで二十世紀梨の販売活動も行ったところでございます。
環境関係では、8月1日、長江地区への
太陽光発電所の起工式がありました。
株式会社井木組により計画されたもので、300世帯分の電力を供給される我が町初の
メガソーラー施設でございます。12月の完成、稼働を目指されるということでございます。自己所有地を活用して事業化されたものでございまして、
太陽光発電施設に適した公共の空き地等を有していない湯梨浜町にとっては、とてもありがたいことと感謝をいたしております。
また、7月24日には
町建設協議会の皆さんによります
町道筒地原線及び
町道東郷ダム線の除草、8月4日には一里浜線を愛する会による町道一里浜線の
除草ボランティア活動等も行われました。
福祉関係では、7月26日、
町高齢者クラブ福祉大会が開催されました。意見発表等も含めながら、内容も年々充実したものになっているように感じております。これらにより、
高齢者クラブの結成が進めばということを期待しています。
また、昨年来進めている
湯梨浜町保健福祉センターつわぶき荘の
町社会福祉協議会への譲渡が完了いたしました。6月30日に建物を無償譲渡し、8月30日に土地を1,627万円余で有償譲渡いたしました。
教育関係では、町内で美容室を経営しておられるマニッシュかわたさんから保育所、幼稚園、小・中学校で使ってほしいと図書券の御寄附をいただきました。毎年チャリティーの日を設け、その収益金で図書券を購入、御寄附をいただいているもので、ことしが16回目ということでございました。皆さんにも御披露し、改めてお礼を申し上げたいと思います。
9月7日には北溟中、東郷中の運動会がありました。7月14日には北栄町で東伯郡民体育大会の開会式がありました。郡体の結果は、総合成績で女子は2位、男子が3位ということでございました。
さらに、中学校の統廃合について、教育委員会と小学校、中学校のPTA等との意見交換会が行われました。この結果を受け、私が感じていますことの一つに、教育委員会を含む執行部と議会の議論の内容等が住民の皆さんに必ずしも十分に伝わっていないということがあります。私もなるべく早くこれまでの検討結果を町民の皆さんに説明し、意見交換したいと考えています。
また、国際交流では、
アロハフレンドシップ事業で8月1日から1週間、町内の中学生14人がハワイ郡を訪問、ホームステイをしながらハワイ文化に接するとともに、ヒロの中学生たちと交流を深めました。9月13日には、その報告会が開催される予定です。
文化関係では、8月7日に宇野の尾崎家住宅が国の重要文化財に指定され、告示がありました。尾崎家の御協力をいただき、10月12日には記念講演と一般公開が行われます。国の名勝である庭園部分とあわせその価値を共有し、皆で守っていきたいというふうに考えております。
それと、これは少し先のことですが、9月15日にアロハホールの自主公演で小浜まりさんのコンサートを行います。小浜さんははわい長瀬の出身のソプラノ歌手で、何年か前に東京鳥取県人会で歌われるのを聞きまして、ぜひふるさとでもと話していましたが、ようやく実現するものでございます。
また、9月21日には「趣味の園芸」の収録ということでイベントもございます。より多くの町民の方に御参加いただければと思っています。
そのほかの事柄といたしまして、
まちづくり関係では7月初めに大阪府高石市の市長さん及び京都府京丹後市の市長さんと面談をし、天女のふる里づくりの一環として
天女サミット開催についての意見交換などを行いました。
イベント関係では、7月6日、7日に第14回ハワイアンフェスティバルハワイinゆりはま大会を開催、42チーム、722名、ステージ等の延べ人数でいいますと約2,000名の方にフラダンスを楽しんでいただきました。
また、7月28日には全日本ノルディック・ウォーク連盟公認コース全国第1号を記念したノルディック・ウォーク大会が開催されました。8月3日、4日には第7回ジュニアグラウンドゴルフの発祥地大会を開催、7県105人の子どもたちが集まってくれました。
さらに、8月25日には第13回東郷湖ドラゴンカヌー大会が開催されました。73チーム876人が参加され、町民交流の大会からより広い範囲の人が集まる大会へと脱皮が進んでいるように感じています。9月7日にと8日には第35回全国ベテラン卓球ゆりはま東郷大会が開催されました。15府県、46チーム271人の参加がありましたが、近年漸減傾向が続いており、来年の大会に向け新たな取り組みも必要ではと実行委員会では話しています。
8月20、21日は水郷祭で、綱引きや花火等が行われました。8月27日はとまり夏まつりが開催されました。
また、地域のお祭りとして不動滝祭り、方地祭り、はなみ納涼祭り、舎人地区公民館祭り、大日如来祭り、宇野名水祭りなどたくさんの祭りがありましたほか、保育所、幼稚園では七夕や夏祭りの行事が行われたところでございます。
その他、特記事項として7月21日に行われました参議院議員選挙におきまして、集計ミスということが発生いたしました。二度とこのようなことのないよう、選挙管理委員会ともよく協議したいと思っております。
また、9月3日には湯梨浜町の税の徴収率が年々向上しているということにより、個人県民税振り込み優良市町村の知事表彰を受けました。近年、湯梨浜町の税の徴収率が年々向上していることにより受賞したものでございまして、町民の皆さんの御協力と職員の努力によるものです。引き続き税の確保に努めてまいりたいと思っております。
このような中、今議会には平成24年度湯梨浜町一般会計歳入歳出決算など18会計の決算認定、平成25年度湯梨浜町一般会計ほか9会計の補正予算、
湯梨浜町税条例の一部改正の28の議案と4件の報告を予定いたしております。どうぞよろしく御審議を賜ることをお願いし、9月定例町議会開会に当たっての挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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◎日程第3 諸般の報告
○議長(光井 哲治君) 次に、日程第3、諸般の報告をします。
議員派遣の報告について、お手元の議員派遣報告書のとおり報告します。
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◎日程第4 陳情の付託
○議長(光井 哲治君) 日程第4、陳情の付託を行います。
今期定例会において受理した陳情は、お手元の陳情文書表のとおり所管常任委員会に付託します。
本日は、日程第5から日程第32までの28議案については提案理由の説明のみとします。
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◎日程第5 議案第69号 から 日程第22 議案第86号
○議長(光井 哲治君) 日程第5、議案第69号、平成24年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第22、議案第86号、平成24年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでを一括議題とし、町長の平成24年度決算に対する評価及び提案理由の説明を受け、引き続き監査委員の決算審査意見の報告を求めます。
順次、平成24年度決算評価及び提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 決算に関する評価の前に、先ほどの挨拶の中で水郷祭及びとまり夏まつりの開催を8月と申し上げました。7月の20、21と27日ということでございます。失礼をいたしました。
それでは、平成24年度決算に関しましての私の評価を申し上げ、その後、決算認定の提案をさせていただきたいというふうに考えます。
平成24年度決算に対する評価につきましては、皆様のお手元のほうにペーパーをお配りしております。それを読む形で説明をさせていただきたいと思っております。
このたびの平成24年度決算についての評価は、施政方針の中で申し述べたこと等を参考にしながら評価をいたしました。
まず、防災対策についてです。
東日本大震災を踏まえ、大津波等から住民の生命を守るという観点から、湯梨浜町地域防災計画の改定を行い、新たに津波対策編を設け津波対策を強化するとともに、原子力発電所の事故対策や関係諸法令の改定部分を整備するための改定作業を行いました。
また、津波ハザードマップを作成し全世帯に配布するとともに、28地区で防災研修会及び地区説明会を開催、514名の方に参加をいただきました。
さらに、町内129カ所に海抜表示を設置いたしました。泊地区では地震、津波を想定した避難訓練を行いましたほか、災害時孤立集落対策として羽衣石、麻畑地区への衛星携帯電話の配置、国の補正予算を活用した東郷庁舎の耐震設計等を行いました。防災に関しては大きな節目の年であり、大きく前進したと思いますが、自主防災組織の育成を図るなどしながらさらに住民の皆さんへの周知、啓発に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、まちづくりについてです。
東郷湖未来創造会議の提言を踏まえ、東郷湖のポテンシャルを生かしながら湯梨浜町の魅力を高めさらなる活性化を図るため、天女のふる里づくり事業に着手いたしました。イメージキャラクターのデザイン、愛称の決定、着ぐるみの製作、シンポジウムの開催、ノベルティーグッズの配布等によるイメージ戦略事業を展開いたしました。
また、ウォーキングリゾート構想推進の面では、町も支援しウォーキングカフェippoがオープン、ノルディックウォーキングの基地として大きな役割を果たしていますし、町商工会でもげんきウォーキングプロジェクトを立ち上げ、ウオーキングコースの認定、商工会会員協賛店のステーション設置などを実施されたところでございます。
周回道路の整備につきましても、県で調査設計が着手されるなど大きく前進いたしました。さらに、トライアスロン大会や民間によるノルディック・ウォーク大会の開催等により、個人やグループで湖周を走ったりウオーキングされる姿が多く見られるようになりました。今後、新3K、健康、環境、観光、経験とも言いますが、創出のためハード、ソフトの両面から具体的な施策を展開してまいります。
観光面では、ソフトバンクのCMで「鳥取のハワイだで」が放映されたのに伴い、県の交付金を活用しトリンドル玲奈さんによるPRポスターやノベルティーグッズの作成、町の特別住民票の交付などにより町のPRに努めました。はわい温泉はもとより、全国に観光地としての湯梨浜町を発信するのにとても効果がありました。
その結果、県内多くの観光地で宿泊客が減少傾向であったにもかかわらず、湯梨浜町は平成22年度以降、毎年わずかずつですが増加傾向が続いています。インバウンド客も上向きです。その促進も含め、引き続き適切な手を打っていく必要があります。
環境関係では、電気自動車の導入をしましたが、あわせて設置する予定であった充電設備については、国の有利な支援制度を活用するため平成25年度実施といたしました。
新エネルギーの導入として、太陽光発電や温泉熱の活用に取り組み、太陽光発電については現在町内5カ所で実施に向け進められております。なお、住宅用太陽光発電システムの設置費補助については、34件と年々増加しています。
東郷池の水質については、毎年一斉清掃で回収されるごみの量は減っているのですが、平成24年度の水質CODは高温少雨の影響もあり、近年では最も悪い数値でした。粘り強く取り組んでいくことが求められています。
なお、アダプトプログラムの参加団体は前年より4団体ふえ29団体となり、59回の清掃活動が行われました。
道路等の生活基盤の整備については、計画的な道路整備に努めるとともに、維持管理には極力速やかな対応を心がけ、事故防止等に努めました。また、上水道では、水道ネットワーク事業により、より一層の安定供給が可能となりましたし、下水道では不明水浸水箇所の特定等により不明水対策の費用対効果があらわれました。
続いて、産業の振興についてです。
まず、農業では東郷梨選果場への最新鋭光センサー導入工事の着手がありました。また、新規就農支援にも力を入れ、平成24年度は2人の新規就農がありました。
漁業については、燃費高騰に伴います漁業者支援として輸送経費の助成を行い、負担軽減を図りました。
農業における後継者の確保、価格の安定、集落営農の促進、遊休農地の解消等に、また漁業における魚価の安定と収入拡大方策等になお一層の努力が求められています。
商工関係では、町内の空き店舗を活用するチャレンジショップについて新たに2店舗の取り組みが生まれました。また、新たな特産品づくりも積極的に行われました。
健康関係につきましては、保健推進委員による受診券の配付と申込書の回収、街頭啓発、電話による受診勧奨などにより、対前年で比べますと胃がんが22.8%から28%へ、肺がんが33.6%から39.0%になるなど、女性特有のがん検診を含め5大がんの検診受診率は全て上昇しました。しかしながら、国の定める目標値50%には至っていないことから、わずかながら上昇したものの依然低い水準にあります特定健診とともに、引き続き力を入れて取り組む必要があると考えています。
ノルディック・ウォーク公認指導員10人を養成、教室も町主催7回、地区の要請するもの4回を開催し、301人に参加していただきました。その他いろいろな大会も催され、町民の健康づくり、ひいてはウォーキングリゾート構想に役立っています。
国民健康保険事業につきましては、平成23年度から税率を改定したところですが、例年に比べ医療費が落ちついており、5,100万円の基金を積むことができました。
福祉関係では、保健福祉センターつわぶき荘の社会福祉協議会への譲渡が決まったのも大きなことでした。
高齢者対策では、筋力向上トレーニングについて、事業所の拡充、対象者の拡大により前年度比1.5倍の利用者になったこと、認知症サポーター養成のため27団体733人の御参加をいただいた認知症サポーター研修や松崎地区における介護予防モデル事業の実施により、地域や職場における見守り体制の整備が図られたこと、認知症対応型共同生活介護施設はわいグループホームあずま園の開園による介護保険事業計画の基盤整備の前進などがございました。
子育てについては、3園を統合したはわいこども園の開園、給食の全園自所方式の採用、全園幼保一体化がスタートしましたが、いずれも順調に運営されております。
不妊治療は年齢が高くなればなるほど効果が下がると言われており、国の基準では初年度3回、3回とも17万5,000円の助成となっています。湯梨浜町では、平成23年度までは年1回の上乗せ助成を行い、平成24年度からは2回の上乗せ補助、1回17万5,000円、2回目10万円を行い、経済的な負担の軽減を図りました。その結果、平成24年度は5人、6件の申請があり、2人が妊娠に至っておられます。制度ができた平成19年度から延べ28人の方に助成を行っているところでございます。
また、近年の流行状況に鑑み、就学前幼児の保護者を対象に町内他市町村に先駆けおたふく風邪、水ぼうそうの予防接種に対する助成を行い、おたふく風邪93人、水ぼうそう55人の助成請求者がありました。
さらに、東郷地域における保育所、幼稚園のあり方の検討をし統合の方針と新園の概要が決定、基本計画に着手いたしました。
男女共同参画の推進につきましては、庁舎内に職員から成る行政推進会議及びワーキンググループを立ち上げ、全庁で幅広く推進するための体制を整備し、議論を深めています。その中から、男女共同参画を推進するための新たな取り組みも生まれるものと思っています。県による男女共同参画推進認定企業は、1社ふえ11社になりました。
移住・定住対策として移住・定住者への支援制度を設け、住宅改修1件、田舎暮らし体験施設整備1件の利用がありました。
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構から購入した旧雇用促進住宅を町営住宅はわい長瀬団地として運営を始めましたが、引き継ぎ時点、平成23年度末で60.7%であった入居率は平成24年度末で89.9%、現在もその水準を維持しており、順調な入居率です。
なお、平成24年度1年間の新規入居者で見ますと、13世帯、56.5%が町外からの入居者となっており、住環境の提供に役立っています。
教育関係では、「次代を担う心豊かな人づくり」を柱に教育を進める湯梨浜町教育振興基本方針を取りまとめました。
また、小・中学校の全学年少人数学級や特色のある学校づくりなどを引き続き行うほか、学校給食については県の補助期間は過ぎましたが、食育、地産地消及び米の消費拡大の観点から、米飯の週4回実施を継続しました。
懸案としては、公民館体制について住民との意見交換を進めるとともに、浜地区会館の地元移管について地元の理解を得ました。
中学校の統廃合について、検討委員会から新設統合の答申を得て、新しい場所への新設統合という教育委員会の方針が出され、町長部局とも意見交換の上、議会とも検討を重ねてまいりました。
このように、湯梨浜町の将来のまちづくり、課題の克服に向け必要な手を打ってまいりましたが、自治基本条例の制定、未来創造会議、公民館のあり方についての議論など少し進度が遅いもの、
高齢者クラブの加入促進のように期待していた効果が得られなかったもの、農業関係の予算のように熟度不足等により実施できなかったものがあったこと、予算を離れてもう少し具体的な成果を上げたかったことなどもあります。このような点は、25年度の事業執行に当たって意識して取り組んでいるところでございます。
最後に、財政状況について触れます。
平成24年度の実質収支は2億1,491万3,000円の黒字であり、平成25年度に1億800万円の財政基金を組み入れることができました。この結果、平成24年度末の財政調整基金は25億2,944万4,000円ですが、現時点では預金利息の348万3,000円を加え26億4,092万7,000円となっています。この額は、初めて通年予算であった平成17年度末の財政調整基金に比べ15億3,269万9,000円増加しています。
なお、この財政調整基金に減債基金や特定目的基金を含めました基金の総額で、湯梨浜町は平成24年度末53億3,000万円余となっており、鳥取市に次いで県下で2番目に多い額を積み立てています。
また、実質公債費比率は前年度の17.2ポイントから16.5ポイントと0.7ポイント下がり、将来負担比率も前年度の94.0%が71.8%といずれも一層の改善が進んでいます。
このように、平成24年度は事務の遂行に時間を要しているもの等もありますが、おおむね順調に推移していった年だというふうに思っています。引き続き町民の皆さんの幸せと町の発展のために、たゆまざる努力を払ってまいる所存です。
続きまして、議案第69号、平成24年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定から議案第86号、平成24年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定まで全18会計の決算認定につきまして提案理由を申し上げます。
平成24年度の各会計の決算につきましては、既に監査委員の審査をいただきましたので、地方自治法第233条第3項の規定及び地方公営企業法第30条第4項並びに同法32条第2項の規定により、監査委員の意見を付して本議会に決算の認定をお願いするものでございます。監査におきまして御指摘いただきました事項や御意見につきましては、今後の町政の執行に当たり十分に配慮してまいる所存でございます。
それでは、各会計の概要を申し上げます。
最初に、議案第69号、平成24年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定について説明をいたします。金額につきましては、千円単位で説明させていただきます。
歳入の主なものとしましては、町税が14億838万3,000円、対前年比1.4%の減、地方譲与税が6,997万5,000円、対前年比6.5%の減、地方消費税が6,997万5,000円、対前年比6.5%の減、地方消費税交付金などの各種交付金は1億5,625万2,000円で対前年比0.6%の減、地方交付税47億6,406万6,000円、対前年比1.6%の減となっています。国庫支出金は1,757万4,000円で、対前年比30.1%の減、県支出金は7億4,763万6,000円、対前年比10.4%の減、繰入金1億4,258万2,000円は対前年比206.7%の増、地方債は6億6,146万4,000円と対前年比41.3%の減となっております。
それぞれの主な増減理由といたしましては、町税は町民税が税制改正等により増となったものの、固定資産税の家屋評価がえに伴う減等により町税全体では若干の減となりました。地方譲与税と各種交付金は景気回復のおくれ等による影響で減額ですし、地方交付税は地方再生対策費及び雇用対策地域資源活用推進費の廃止により若干の減額となりました。国庫支出金は、一昨年には措置されておりましたきめ細やかな交付金、光をそそぐ交付金の制度廃止やその他大型事業の完了等もあり、大幅な減となったものでございます。県支出金は、農林関係補助金の増額があったものの緑の産業再生プロジェクト事業補助金、介護基盤緊急整備事業補助金の減もあり減額となりました。繰入金は、特別会計に係る地方債の繰り上げ償還を実施したことに伴う減債基金の取り崩しによるものでございます。地方債は、大型事業の完了による合併特例債、学校教育施設等整備事業債及び臨時財政対策債の減等により大幅な減額となりました。
次に、歳出の主なものといたしましては、議会費が1億436万7,000円、対前年比15.5%の減、総務費が16億5,472万4,000円、対前年比16.1%の増、民生費が24億682万2,000円、対前年比22.7%の減、衛生費が8億2,902万9,000円、対前年比10.8%の増、農林水産費が5億8,948万7,000円、対前年比28.3%の増、商工費が1億4,190万3,000円、対前年比3.7%の減、土木費が8億6,858万7,000円、対前年比27.3%の減、消防費が2億5,559万8,000円、対前年比8.5%の減、教育費6億1,765万7,000円、対前年比26.2%の減、災害復旧費が5,511万4,000円、対前年比5.7%の減、公債費が17億6,792万9,000円、対前年比3.1%の増でございます。
これら歳出の主な増減理由は、議会費につきましては議員共済負担金の減等によるものです。総務費につきましては、きめ細やかな交付金事業の減はございましたが、財政調整基金及び減債基金の積立金の増等により大幅な増額となったものでございます。民生費につきましては、幼保一体化施設建設事業及び田後保育所施設整備事業の事業完了により減となったこと、及び介護基盤緊急整備事業補助金の減等により大幅な減額になりました。衛生費につきましては、広域連合負担金の増などによりますものでございます。農林水産業費につきましては、緑の産業再生プロジェクト事業補助金及び土地改良事業等は減となりましたが、強い農業づくり事業、農業体質強化基盤整備促進事業等の増により増額となりました。土木費については、道路改良事業及び下水道事業特別会計繰出金の減、並びに一昨年実施しました雇用促進住宅購入事業の減等により大幅な減となったものでございます。教育費につきましては、一昨年実施しました北溟中学校屋内運動場改修事業の減等もあり大幅な減額となりました。災害復旧費につきましては、平成23年9月の台風12号等の豪雨による復旧事業の繰り越し分のためによる減額、諸支出金につきましては国民宿舎特別会計への貸し付けが減額となったことによるものでございます。
以上のように、平成24年度一般会計におきましては歳入では町民税の若干の増額がございましたものの、地方交付税が一昨年に措置されました町福祉事務所の開設に伴うものもないことなどから減りまして、さらに大型事業の完了により合併特例債の借り入れもないことと地方債の大幅な減もあり、昨年度より減額となりました。
歳出におきましても、扶助費、補助費のほか過去の大規模事業の償還に伴う公債費の増並びに財政調整基金等の積立金の増がございましたが、大型事業の完了による普通建設事業費や各種特別会計繰出金の大幅な減により、昨年度より減となりました。
以前より取り組んでおります経費の節減、合理化の徹底並びに効率的な予算を行いました結果、財政調整基金を取り崩すこともなく財政運営でき、これに新たに3億5,486万4,000円を積み立てることができました。
決算収支につきましては、歳入歳出差し引き額が2億3,749万6,000円で、このうち翌年度へ繰り越すべき財源の繰越明許費総額は2,258万3,000円でございましたので、実質収支額は2億1,491万3,000円の黒字でございました。これにより、地方自治法に基づく基金繰入額は1億800万円となりましたので、先ほどの積立金の内数ではございますが、これを財政調整基金に繰り入れております。
次に、議案第70号、平成24年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について説明をいたします。
償還と収納事務のみの会計であり、主な歳入は一般会計からの繰入金85万9,000円、貸付金元利収入298万円などで、歳入合計は386万6,000円でございます。
歳出の内容は地方債の償還に係る経費などで、歳出合計は386万6,000円でございますので、実質収支額はゼロ円でございます。
次に、議案第71号、平成21年度
湯梨浜町高齢者及び障がい
者住宅整備資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について説明をいたします。
高齢者及び障がい者住宅整備資金の新たな貸し付けはなく、歳出の内容は既貸付金の償還に係る経費などでございます。実質収支額はゼロ円でございました。
次に、議案第72号、平成24年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は、国保税が4億522万2,000円、療養給付費負担金などの国県支出金が4億4,266万7,000円、療養給付費交付金1億7,882万9,000円、前期高齢者交付金5億3,727万円、共同事業交付金1億6,942万1,000円、繰入金1億939万8,000円などで、歳入合計は19億4,348万2,000円でございます。
歳出の大半を占めております保険給付費は12億311万6,000円、後期高齢者支援金2億1,737万4,000円、介護給付金1億38万3,000円、共同事業拠出金2億1,847万8,000円、保健事業費1億459万8,000円などで、歳出合計は18億7,812万円でございます。
この結果、実質収支額は6,536万2,000円の黒字決算でございました。
次に、議案第73号、平成24年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について説明をいたします。
歳入は、後期高齢者医療保険料が1億784万2,000円、繰入金5,756万6,000円などで、歳入合計は1億6,977万3,000円でございます。
歳出は後期高齢者医療広域連合納付金が1億6,512万円などで、歳出合計は1億6,977万3,000円でございます。実質収支額はゼロ円でございました。
続きまして、議案第74号、平成24年度
湯梨浜町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について説明いたします。
歳入は、第1号被保険者介護保険料が2億8,868万4,000円、国庫支出金が4億141万6,000円、支払い基金交付金4億4,127万円、繰入金が一般会計繰入金2億5,875万8,000円と財政安定化基金繰入金1,442万円で2億7,317万8,000円、繰越金1,561万9,000円で、歳入合計は16億6,214万5,000円でございます。
歳出の大半を占める保険給付費は15億427万7,000円、地域支援事業費は2,420万6,000円で、歳出合計は16億1,695万5,000円でございます。実質収支額は4,519万円の黒字決算でございました。
次に、議案第75号、平成24年度
湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は、温泉使用料665万3,000円、温泉スタンド使用料362万円、基金繰入金1,300万円、繰越金216万1,000円で、歳入合計は2,731万5,000円でございます。
主な歳出は、温泉事業と温泉スタンドの管理経費421万7,000円、温泉事業推進基金積立金384万7,000円、昨年4月、暴風により倒壊しました町有第2号源泉施設のポンプ復旧工事及び経年による町有第1源泉施設のポンプの更新並びに温泉スタンド1基を増設したことに伴う管理臨時経費1,671万円で、歳出合計は2,477万2,000円でございます。前年度に比べ大幅増となりましたのは、これらによるものでございます。実質収支額は254万3,000円の黒字決算でございます。
続きまして、議案第76号、平成24年度
湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について説明をいたします。
歳入の主なものは、使用料及び手数料2億7,843万1,000円、国庫支出金695万6,000円、繰入金6億6,876万9,000円、町債は2億3,940万円、歳入合計12億186万4,000円でございます。
歳出の主なものは、事業費の公共下水道整備事業費2億2,073万円、公債費9億2,061万円で、このうち1億952万4,000円が長期繰り上げ償還分でございます。歳出合計は12億162万1,000円でございます。
以上の結果、歳入歳出差し引き額は24万3,000円で、このうち翌年度に繰り越すべき財源の繰越明許費繰越額は24万3,000円でございましたので、実質収支額はゼロ円でございます。
次に、議案第77号、平成24年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定について説明いたします。
主な歳入は、使用料及び手数料3,226万3,000円、一般会計繰入金は1億728万5,000円、町債については2,800万円、歳入合計は1億6,806万8,000円でございます。
主な歳出は、維持管理費など3,703万9,000円、公債費1億2,179万2,000円で、このうち17万5,000円の長期繰り上げ償還を行い、利子軽減に努めました。歳出合計は1億6,806万8,000円でございます。実質収支額はゼロ円でございます。
次に、議案第78号、平成24年度
湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について説明申し上げます。
主な歳入は、水道使用料など2,897万6,000円、一般会計繰入金2,305万6,000円などで、歳入合計は5,374万4,000円でございます。
主な歳出は、維持管理費など1,546万4,000円、公債費の元利償還金3,828万円で、このうち1,532万6,000円が長期繰り入れ償還分でございます。歳出合計は5,374万4,000円でございます。実質収支額はゼロ円でございました。
続いて、議案第79号、平成24年度
湯梨浜町長瀬財産区
特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は財産運用収入、基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区の管理経費でございます。実質収支額は9万円の黒字決算でございました。
次に、議案第80号、平成24年度
湯梨浜町橋津財産区特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
歳入は財産収入、基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区の管理経費と財産管理費でございます。実質収支額は5万9,000円の黒字決算でございました。
続きまして、議案第81号、平成24年度
湯梨浜町宇野財産区
特別会計歳入歳出決算認定について説明をいたします。
歳入は財産運用収入、基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区等の管理経費と財産管理費でございます。実質収支額は8万円の黒字決算でございました。
続きまして、議案第82号、平成24年度
湯梨浜町舎人財産区
特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区等の管理経費でございます。実質収支額は2万5,000円の黒字決算でございました。
続いて、議案第83号、平成24年度
湯梨浜町東郷財産区
特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は財産運用収入、基金繰入金及び諸収入などで、歳出の主なものは財産区の管理経費と、それから財産管理費でございます。実質収支額は35万円の黒字決算でございました。
次に、議案第84号、平成24年度
湯梨浜町花見財産区
特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は繰入金などで、歳出の主なものは財産区の管理経費等でございます。実質収支額は2万9,000円の黒字決算でございました。
次に、議案第85号、平成24年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計決算認定について説明をいたします。
収益的収支は、事業収益で3億3,459万円、事業費用は3億3,507万3,000円で、資本的収支の資本的支出におきましては企業債償還金が主なもので8,259万4,000円でございました。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額につきまして、過年度分及び当該年度分の損益勘定留保資金と当該年度消費税資本的支出調整額で補填いたしました。
なお、欠損金48万2,000円につきましては、繰越欠損金として翌年度へ繰り越しいたします。
次に、議案第86号、平成24年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について説明をいたします。
収益的収支は、給水収益などの営業収益と営業費用によります営業利益は3,053万9,000円で、それに営業外収益と営業外費用を含めた経常利益は2,349万2,000円で、損益勘定における当該年度純利益は2,349万2,000円の黒字決算でございました。
資本勘定においては、資本的収入は一般会計からの出資金2,540万円などでございます。資本的支出は、建設改良費では水道ネットワーク事業に伴う工事などで7,422万9,000円、企業債償還金は6,126万4,000円で、支出合計1億3,549万3,000円でございます。資本的収入が資本的支出に不足する額1億950万8,000円につきましては、当年度消費税資本的収支調整額と現年度分損益勘定留保資金と建設改良積み立て処分額、さらに減債積立金処分額で補填をいたしました。
また、剰余金の処分につきましては、当該年度未処分利益剰余金は7,940万3,000円でございます。利益剰余金処分額につきましては、減債基金等に150万円、建設改良積立金に1,735万6,000円を承認後に積み立てることといたしております。一般会計への納付金は463万6,000円を予定いたしております。
以上、提案いたしました湯梨浜町一般会計及び特別会計並びに公営企業会計決算につきまして、その概要を申し上げました。御審議の上、認定を賜りますようよろしくお願いをいたします。
○議長(光井 哲治君) ここでお諮りいたします。次に決算認定及び剰余金の処分に係る担当課長の補足説明ですが、内容はお手元の決算書のとおりでありますので、補足説明は省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、決算認定及び剰余金の処分に係る担当課長の補足説明は省略することを決定いたしました。
以上で決算認定及び剰余金の処分に係る提案理由の説明を終わります。
続いて、監査委員の決算意見の報告を求めます。
内容は、お手元の決算審査意見書のとおりであります。議員各位は既に把握されておりますので、代表監査には簡潔明瞭かつ的確なる指摘、報告を求めます。
礒江代表監査。
○
代表監査委員(礒江 俊二君) それでは、お手元の24年度歳入歳出決算審査意見書という黄色い表紙の資料をお願いいたします。
ことしはちょっとページ数がふえたもんですから、目次と、それから調べるのにわかりやすくということで、過去の財政規模等を参考として上げておりますので、後で見ていただけたらと思います。
それでは、中身に入ります。1ページをお願いします。
平成24年度湯梨浜町一般会計、特別会計歳入歳出決算について、それから2つの公営企業会計の決算について審査しましたので、その結果を報告するものでございます。
はぐっていただいて、2ページに審査の結果をちょっとまとめております。4番です。それぞれの調書は関係法令に準拠して作成されており、その計数は妥当なものと認められたところでございます。
それから、予算の執行及び関連する事務処理は、おおむね適正に行われていると認められました。
なお、後で報告いたしますけれども、個別事項に関する意見は後ろのほうで3点ばかりまとめておりますので、また別途報告いたします。
それでは、中身に入ります。第2ということで、24年度決算の概要。(1)の決算規模でございます。下のほうにコメントをまとめております。平成24年度の決算規模は、前年度、23年度に対して10億円を超える大幅な減額となったところでございます。これは23年度は幼保一体化施設整備事業や臨時交付金事業が実施されていたことに伴う一時的な事由だということを昨年も申し上げましたけれども、今年度はこれらの事業が終了して、一般会計で93億円余、特別会計で51億円余の合計144億円余となり、いわゆるこれが当町の平年レベルの財政規模ではなかろうかなと思っております。
はぐっていただいて、決算収支です。先ほど町長から報告がありましたけども、歳入から歳出を単純に差し引いた形式収支は3億5,100万円余、実質収支は3億2,800万円余ということで、いずれも昨年度に比べて減少しておりますが、これは先ほど申しました財政規模が縮小したことに伴う結果であり、ある程度やむを得ないんじゃないかなと思っております。
一方、基金については、当年度中に1億6,500万円の取り崩しがあったものの新たに7億4,100万円が積み立てられた結果、当年度末残高は55億4,400万円ということで、町長さんからも鳥取市に次いで2番目だという報告がありましたけども、こういう状況になっております。
それから、起債については、当年度中の新規発行額9億2,900万円に対しまして28億5,300万円の償還ということで、当年度末残高が224億2,500万円余というふうに減少したところでございます。
その下の(3)の予算の執行状況でございますが、収入率は99.0ポイント、それから執行率が96.7%となっておりまして、おおむね予算どおりに執行されていると認められます。歳出不用額というのは、生活保護に係る扶助費ですとか国民健康保険の給付費並びに介護保険に係る給付費等が年度末である程度準備しとったものが不要になったということがございますので、適切な執行だというふうに思っております。
5ページです。財政の構造で、この(4)の財政は普通会計における構造を分析したものでございます。表の下にちょっと普通会計の説明書きを加えております。他の市町村との比較構造するために、一般会計と住宅新築なり高障住宅の貸付事業の特別会計のみの分析でございます。
歳出のところを見ていただいたら、24年度特に顕著なのということであれば、表の一番下から2つ目、投資的経費ですね、これが3億9,900万ということで、4.3%まで下がった。対前年比9億7,900万円減ということが大きな要素。その次の要素としては、全体歳出予算が減になっておりますけれども、表のとこを上がっていただいて扶助費が14億7,000万円余という決算になっております。15.1%、15%の壁を越えたといいますか、そういう状況でございます。
次のページをお願いします。上のほうに簡単にコメントを書いております。前年度の大型事業が相次いで終了したことによって、さまざまな国庫支出金だとか地方債等が減少になった。歳出面では、投資的経費が大幅減になったということです。
財政分析は、24年度の財政力指数は0.27ということで、前年度と比べて0.01ポイント減となっております。わずかずつではありますけども、ここ数年当町の財政基盤は弱くなっているというふうな傾向が見られるところです。経常収支比率は89.6%で、前年度と比べて2.9ポイントの増となったということでございます。投資的経費ががくんと落ちましたので、それが大きな要素。それから、歳入面では交付税等自由に使用できる収入が減額となった。その一方で、歳出面は扶助費の増や起債の償還開始等による公債費の増などがあって、経常収支比率が高くなったということです。
起債の状況は、先ほどというか説明したとおりでございます。
7ページの債務負担行為は、大きな移動はございません。
8ページをお願いします。以上、決算の概要を見ますと、平成24年度は大規模事業の終了に伴う歳入歳出規模の大幅縮小、経常収支比率アップ等の特徴が見受けられるが、一方でこういう中であっても基金残高の増加、起債残高の着実な減少等、引き続きこれまでの堅実な運営が確保されているんではなかろうかというふうに認められます。もちろん地方財政全体が厳しい状況の中で、あるいは合併特例期間経過による地方交付税の減額が予定される中で決して楽観視はできないが、今後は必要な施策のスピーディーな執行と健全な財政運営の確保を両立させながらの町行財政運営が重要というふうに考えるところでございます。昨年度は、ここのところを引き続き健全な財政運営に努められたいというコメントをさせていただきましたけれども、今年度は必要施策のスピーディーな執行と健全な財政運営の確保の両立という言葉に変えさせていただきました。すなわち、理論的数値でございまして必ずしも断定的には言えませんけれども、財政力指数がわずかずつではあるが低下している。ということは、基準財政収入額が減ってきているということ。それから、23年度の歳入決算額に比べて24年度は約10億円減少している。その中でも基金は5億8,000万増加しているし、起債残高は14億減らしているということは、見方によっては今必要な施策を辛抱して貯金や借金返済に回している傾向がありはしないかという危惧をするところでございます。健全な財政運営の確保というのはもちろん重要なことで、決して無駄遣いをしろとは言ってませんけれども、あわせて必要な施策については勇気を持って取り組んでいくという姿勢が、これも重要であると考えるところでございます。
9ページからずっと21ページまでは各会計の決算状況でございます。先ほど町長さんから詳細に説明があったところでございますので省略させていただきたいと思いますが、多少コメントを入れているのが、15ページをお願いします。介護保険特会でございます。介護保険特会、会計規模は歳出ベースで16億1,600万円余ということで、前年度比2,200万円余の増額で、引き続き数千万単位での拡大傾向が続きました。これの大半は保険給付費でございます。
平成24年度の認定状況を見てみますと、認定率は18.39%ということで、町内の65歳以上人口4,683人のうち861人の方が認定を受けております。その中で、要介護、要支援など比較的軽度の認定者が増加しており、経費的にも施設介護サービス経費が減となる一方で、地域密着型介護サービスや介護予防サービスに係る経費がふえているという状況が見受けられます。
この会計は、皆さん御承知のように40歳以上の者が義務的に被保険者となって、その経費で運営していく特殊な会計でございますけれども、その負担を軽減するために先日の社会保障制度改革国民会議の報告書の中では要支援1あるいは2の認定廃止等、抜本的な見直しが報告されたところでございます。今後、この国の方向がどういう検討状況になるかということと同時に、当町では認定廃止後の対象者への今後の施策をどう組み立てていくか。あるいは現在介護保険特会の中で実施されております先ほど町長さんの説明もありました筋力トレーニング等の経費というのが、平成24年度は2,420万5,000円の事業投資をしております。これらについては、一般会計でやっていくか、あるいは介護特会の中で一般会計から逆に資金を繰り入れしてやっていくか、そういうふうな検討が必要になってこようと思います。これらを早急に議論を開始していく必要があるんではなかろうかなと思っております。
それから、次に18ページをお願いします。国民宿舎事業特別会計、水明荘会計でございます。18ページの一番下にちょっと予算執行状況のところですけども、24年度の収益的収支は予算上では約600万円程度の営業収支を見込んでいたところでございますが、結果的には48万1,000円の赤ということになっております。ここ数年、営業収入が伸び悩み、経常収支も毎年減少傾向が続いていたが、平成24年度はついに赤字に転落したということでございます。
19ページに、監査委員としての分析を整理しております。経営状況のところです。水明荘の経営は、大ざっぱに言えば以前は毎月3,200万円以上の売り上げを確保して、約2,700万円程度の営業費用で賄った上で所要の企業債償還金を返済していくという形態でございましたけれども、ここ数年は営業売り上げが伸び悩んで、何とか経常収支の黒字は確保するが、企業債償還金に要する経費はこれまでの剰余金や建物の減価償却相当額を充てるということで推移してきたところでございます。
24年度も、先ほど営業収支は何とか営業利益796万5,000円となったものの、営業外費用として企業債の利息が必要になってきます。これが996万円ということで、経常収支は48万1,000円赤という結果になりました。それで24年度も23年度と同様に、町一般会計からの長期借入金により企業債償還を対処してきたという苦しい状況でございます。町では、この間、何もせずにほったらかしたというわけでは決してありませんけれども、公募による民間支配人の登用なり、それから人員削減による経費削減等の取り組みを展開してきたところでありますが、監査委員の目から見て、いまだ具体的な成果が上がっているとは言えない状況だと思われます。現在、25年度は新しい支配人のもとで、前年度対比5%の売り上げ目標を掲げられて現場では取り組んでおられるようですけれども、25年7月末現在の営業収支を見ても、ほぼ前年度と変わりありません。このまま推移していけば、今後ますます厳しい経営状況が続くんだろうということが想定されるところです。
何とか現状を打開するためには、何といっても売り上げアップによる営業収益の好転というのがポイントになると思っておりますが、ただ、今の状況を見ると、予約のあったお客さんの応対が中心で、外に出向いての営業だとか内部の戦略分析等はとても手が回ってないというのが実情であろうと思います。24年の4月の臨時監査で指摘しましたように、町執行部としても現場任せにすることなく、執行部の職員が兼務として営業活動に参加、加わるとか、経営分析のスタッフに参加するとか、何らかの具体的な形での関与をより一層強めていく必要があるんじゃなかろうかなというふうに思っているところです。
はぐっていただいて、言わずもがなでございます。水明荘は町直営の経営施設でございます。単に一公営企業会計レベルの問題であるという認識ではなくて、町行政全体の喫緊の課題だということで、早急に抜本的な検討が必要な時期に入っていると思っております。この報告をする前の執行部への講評の際にも、私どものほうから全ての課長さんに自分たちの施設であるということをよく認識を持っていただいて、必要な営業支援なりサポートなりは協力していただきたいということを要請しておきましたけども、そういう姿勢が重要だと思っております。
22ページが財産の状況でございますが、公有財産、物品、債権ともほとんど変わりありません。基金につきましては、先ほど説明したとおりトータルで55億4,400万円余となっているところでございます。
24ページが審査意見でございます。今回、3点上げたところでございます。
まず1点目、収入未済金対策ということで、先ほど町長さんからも町税のほうの成績がよくて表彰を受けられたというか、そういう報告がありましたけども、収入未済金の整理対策につきましては、24年度も引き続き町税等整理対策本部のもとで全庁的な取り組みが実施されたところでございます。その結果、前年度末に生じていた収入未済額2億600万円余が24年度末現在では2億円余に減少したということが認められます。ただ、依然として毎年度約2億円を超える収入未済金が存在しているという状況は続いておりますので、引き続き積極的な取り組みをお願いしたいということでございます。
各項目ごとの収入未済額の状況は別表第1のとおりであるということで、26から27ページ、28ページまでに上げております。例年これは指摘事項として上げてるんですが、昨年度の決算審査では不納欠損基準や債権放棄基準は、単に文書でデスクワークでつくるだけじゃとても運用できませんよと。個々の事例を検証の上、いわば湯梨浜方式とでも言えるような具体的に運用できる基準づくりを目指して検討を続けられたいという意見を示していただいたところでございますが、その後の検討状況を見てみるとまだまだ不十分で、最終目標というか検討目標を的確に見据えた上で、より一層の論理的な検討を続けていただきたいと思うところでございます。
この対策の主なテーマというのは、どうしても現年度分滞納の縮減対策というのが一つあると思います。それから、焦げついた過年度分の滞納をどう対処していくかという方法論も含めて、そこが2点目の課題としてあろうかと思います。
1点目については、現在行っている取り組みを全庁的に強化していく。その結果が、先ほどの町長さんの町税の滞納対策が減少してきた成果だと思うという、ここに結びついていると思いますんで、その点は引き続きお願いしたい。
それから、(3)ですが、②の過年度分の滞納処理方針の対策でございますが、それぞれの滞納者や滞納の世帯がそれまでに至った事情は個々の事案ごとに違うところであり、町としてはまず各課で対処中の滞納事案を寄せ集めた上で名寄せしてでも、現在の生活状況や収入、資産保有の状況、町の勧奨なり督促なりに対する姿勢、今後の支払い見込み、連帯保証人の有無等を総合的に検証して、まず次のアのところは悪質なものということですね、負担能力がありながら滞納している。中にあるかどうか知りませんけども、軽自動車税を払わないで軽自動車を乗り回しているとかいうのが一番わかりやすい事例だと思います。それから、イの引き続きやっぱり個別指導で納入指導を継続していくべきだろうなというもの。ウの不納欠損の処理が適当と思われるもの。この3つに分類整理していって、一つずつ議論していけばどうだろうかということです。アの悪質なものについては、法的手段を考える。ウの徴収が難しいなと思うものについては債権放棄、権利の放棄を検討するということでしていく。
それで一番最後、ただし、ただと書いております。具体的に訴訟の提起あるいは債権の放棄の手続を進めていくには、いずれの場合にもここの議会の議決が必要でございますし、町民の理解が得られる範囲内での取り扱いでなければなりません。このためには整理本部内での検討だけでなくて、顧問弁護士との事前相談や法債権であります町税等の不納欠損基準との均衡、バランスをチェックするとかいう作業も必要と考えられます。そういう議論が積み上がっていって初めて、湯梨浜方式による具体的な適用基準というのが見えてくるんじゃなかろうかなと思うところでございます。引き続き精力的な検討をお願いしたいと思うところでございます。
26ページから27ページ、28ページとそれぞれの項目ごとに上げております。28ページの一番下に、私会計と今回から上げさせてもらいました学校給食費です。公会計というか、町の会計そのものではございませんけれども、町がほとんど何らかの形で関与しているということで、参考的にあわせて上げさせてもらったところです。
それから、29ページはそれぞれの項目ごとに長期にわたってるもの、あるいは一人で高額な滞納事例ということで上げております。それで注書きの1を見てもらったら、長期にわたる者または高額になる者は、必ずしも同一人ではありませんよということ。別人の場合もありますし、同一の場合もありますということです。古いものでは昭和61年度からの30年近く前のもんもありますし、保育料とか学校給食費などでは既に子どもさんが成人に達しているものもこれを見るとあろうかと思います。
それから、次の30ページですけれども、2番目の項目、生ごみリサイクル活用業務委託事業でございます。この事業は、平成20年度、国の失業者の新規雇用を促進する目的で創出された緊急雇用創出事業の実施を受けて、当町では21年度から実施しているものでございます。それで当初は国10分の10の事業でしたけれども、本年度、25年度からは町の単独事業として継続実施しているものでございます。平成24年度は、表に上げておりますように約480万円程度を支出しているものでございます。
(2)の当町のこの事業は、町内の生ごみ等を肥料としてリサイクル活用することにより、ごみの減量化と循環型社会の構築を図ることを目的として実施しているところでございます。それで、確かに対象地区数も拡大してきていることが認められます。
しかし、その一方でその収集及び処分の経費は、ごみ量当たり一般ごみ収集経費の約6倍の経費を要しております。一般ごみがキログラム当たり約21円の単価に対して、この事業の経費は121円ということでございます。
さらに、生成された液肥の普及活用に苦慮しているのが現状でございまして、24年度生成された187トンのうち11トンについては町内の希望農家等に無料配布されたものの、残りは土壌改良剤に混交使用しているという状況でございます。
さらに24年度、この液肥の飼料差別化実験をされたところでございますが、栄養素等に特に明確な差異がなく、今後の有償販売並びに普及拡大も難しいと認識されている状況でございます。
この事業を監査を通して検証してみますと、まず1点、真の成果とは何か検証が不十分ではないかということでございます。この事業は当初国の緊急雇用創出事業として実施されたものでございますが、町事業の目的はあくまで失業者の新規雇用を通して生ごみのリサイクル活用を図るということを目的としております。しかし、その実績報告書あるいは検査調書を見ても、新規雇用の有無や経費の収集報告等、経費の適正執行に係る項目はきちっとされているものの、真の目的である生ごみの収集量や液肥生成量並びにその活用方法等の記載項目は全くありません。担当課によりますと、収集量は毎月報告で把握しておるし、その他の事項は業者からの口頭報告によったという説明を受けましたが、このような取り扱いは予算化された経費の適正執行のみを重視する余りに、本来のこの事業の目的や成果の検証意識が軽く見られている、あるいは忘れ去られているんではなかろうかなと思うところでございます。それで事業の再構築が必要ではないかということです。この事業の目的は崇高なものでありまして、その趣旨は多くの町民の方々にとっても賛同できるものであろうと思います。
しかし、端的に言いますと、現状は通常経費の数倍もの費用をかけたにもかかわらず生成液肥の活用方法も見当たらず、また今後の見通しも容易ではないという状態だろうと思います。このような状態でありますと、本件事業は一旦廃止を含めて見直しをする。それから、問題点を洗い出しして、解消方法等の検討を行った上で事業を再度構築していく必要があるんでなかろうかと。
国の事業創出は、新規雇用による失業者の緊急雇用対策ですから、雇用をしてもらえば国は目的を達したことになりますけれども、本件はごみのリサイクルを目指すんだという目的が最終目的でございます。その目的が今後どうなるか、どういうふうに展開していくかということを改めて検討していく必要があるんではなかろうかなということでございます。
それから、はぐっていただいて32ページです。健康診査・予防接種に係る自己負担についてということで、大分時間がたちましたんで多少はしょっていきますけれども、先ほども町長さんから説明がありました。健康診査等にかかわる関心がまだまだ低くて、国の目標である50%をなかなか、多少わずかずつでは上がっているけれども、まだまだ到達していないということでございます。
それで(1)の表の一番最後に掲げています。特に、現状は高齢者に比べて若年者、現役世代の受診率が低いことが課題となっているということでございます。受診状況をこの表の中に上げております。
それで33ページ、(2)を見ていただいたら、しかし一方で当町の健康診査、がん検診に係る自己負担金額を見てみると、特に高齢者に手厚い措置がとられており、一般に比べて一律半額負担の状況になっている。確かに高齢者は疾病に対する罹患率が高くて、適切な支援策が重要ということもあろうかと思いますが、一方で若年層ほど進行が速く、早期発見、早期予防が特に重要とされるがん検診などを一律に高齢者重視の体制となっているんではなかろうかなということでございます。
先ほどの国の社会保障制度改革では、これまでの我が国の社会保障制度における給付は高齢世代中心、負担は現役世代中心という構造を抜本的に見直すとの報告書が提出されたところでございます。この健康診査やがん検診、あるいは予防接種等は社会保障制度そのものではありませんけれども、この分野にまで、こういうところまで当町の取り扱いはこれまでの国と同様、給付は高齢者重視の構造になっているのではないだろうか。この機会に全般的な検証を行って、現役世代の自己負担金の軽減あるいは全額公費負担等を検討する必要があるというふうに思うところでございます。
ちなみに、県下市町村を見てみますと既に検討されてるところがあって、ちょうどがん検診の表を後の別表第2に掲げておりますけれども、後で見ていただいたらよかろうかと思いますが、ちょうど一般、高齢者とも同額というのが9市町村ございました。自己負担なしというのが1町村ありました。それから、高齢者は一般の半額程度または無料というのが9市町村ありました。ここの3番目のところに、当湯梨浜町も含まれているということです。ちなみに、鳥取市は1番目のとこ、完全同額でございます。
るる書いております。33ページ、3番目に書いておりますが、要はいわゆる現役世代、子育て世代の負担が結構知らず知らずの間に重くなっているんじゃなかろうかなというふうなことです。それは総体的に、絶対的に重くなってるちゅうことじゃなくって、その総体的というか高齢者に対してある程度収入、資産、貯金等も含めて持ってるあれに対して負担が重くなっているんじゃなかろうかなというところです。
ちょうど書いております。確かに姿形としてはこのような観点からの3行目あたりで、確かに法定の定期健診を初めとしてほとんどのものが、妊産婦や幼児、児童生徒に係るものについても全額公費負担となっている。しかし、先般来議会でも質疑のあった産婦健診(産後1カ月健診)や乳児1カ月健診並びにこれらの精密検査に要する費用は全額自己負担となるほか、任意の予防接種等につきましても、例えばインフルエンザ接種あたりは児童生徒あたりは勝手にやってください、全額自己負担ですよというシステムになっているということです。この世代というのは、やっぱり子どもたちには収入はありませんから、親御さんが2人で一家4人なり5人なりの、公費負担だけじゃなしに生計費も含めて全部出費していくというところです。
私どもも含めて、みんな通ってきた道だといえばそれまでですけれども、今やっぱり収入に比べて出費がかさむ。そこのところをある程度頭の中に入れて、せめて公費負担の分野あたりでも支援することを配慮していく必要があるんじゃなかろうかなと思うところでございます。
34ページ、35ページ、36ページ、37ページあたりは、この健康診査、がん検診についての当町の負担金の表をまとめておりますので、後ほど見ていただけたらと思っております。
それから、38ページ、39ページが先ほどのがん検診のみでございますけれども、県下の市町村の負担額表、比較です。
40ページ、最後になりましたが、今回の決算審査を通しての全体的な感想なり気づいた点等を報告させていただきます。
まず、子育て世代への行政サービスの向上ということです。以前から漠然と感じておりましたが、高齢者福祉施策はいろんな課題を残しながらも、それぞれ介護保険制度なり後期高齢者医療制度などさまざまな形で具体的な形になってきました。一方、子育て世代を初めとする若い世代や現役世代に対する施策は、重要性はいつも議論されるんですけれども、なかなか具体的な形としては上がってまとまってこなかった。その結果として、町政のさまざまな分野で若い世代と高齢世代間で公平な負担と給付が果たして確保されているのかというのを、今回の監査ではそのようなテーマを持ちながら臨んだところでございます。
ただ、やっぱりいろんな医療費も保育所経費も学校教育費も含めて、いろんな分野での投資がありますので、単純に比較することは無理でございます。
そこで、先ほど申しました審査意見みたいな、今回は健康診査、予防接種に関する経費の状況というところを分析してみたところでございます。これ以外に、町政のさまざまな場面で、その傾向が知らず知らずの間に浸透しているのではなかろうかなというふうに漠然とではございますが思っております。
例えばわかりやすく言えば、これまでの制度は所得によって大体負担が決められてきた。町営住宅の家賃にしたってしかり、保育料にしたってしかり。しかし、一方で一般的に現役世代は所得はあるが資産はない。いわゆる貯蓄がない。ほんで高齢世代は、一般的な話で申しわけないですけども、収入は少ないけれども、年金収入ぐらいしかないけども、資産はというか貯蓄は持っておられるということになって、補足しやすいというか、把握しやすい所得だけを比べると若い人のほうが結果的に高くなる。そのことによって、いろいろな場面で若い人が負担が多くなっているという分野がありゃしないだろうかという、わかりやすく言えばそういうことです。
国民会議でも資産の概念を入れたいと言われるけれども、じゃ各論になってきたら資産をどうやって把握するか。預金通帳というか預金高を、個々の預金状況をどれだけ把握するかという方法論はこれからいろんな問題があって私もわかりませんけども、今後の検討状況の推移を見るしかないですけれども、よく若い人々の生活が苦しい。とても貯金や新たな住宅建築のために借り入れ等は考えられない等の声を聞くところもあります。町政の各分野でも暗黙のうちに所得重視で、結果的に若い人々に重い負担を求めているという結果につながっている分野がありはしないか。そういう気持ちを持って、今やってる施策について再点検なり議論をしてみる必要があるんではなかろうかなということを改めて感じたところでございます。
それから、その(2)のその他の課題でございます。今回いろいろ各課の皆さんとは議論させていただきましたが、その今回取り上げた事項のほかに指名競争入札業務で入札辞退という案件が見られるけれどもペナルティーの検討は必要ないだろうかとか、公の施設の指定管理業務について、町民の福利向上の施設ということでございますけれども、その利用目標なり管理の方針なりが指定管理の設計書や仕様書、あるいは委託契約書を見ても全く記載がない。経費のところはきちっとしてありますけれども。そういうことが果たしていいんだろうかとか、それから東郷湖活性化プロジェクト事業と東郷湖未来創造事業ということで、2つの会議を設置されて総合的に展開されておられますけれども、果たして町民の方がこれのそもそもの役割なり、どういうふうなところがうまく協力して全体として盛り上げていく体制になっているか。町民の方々にはちょっとわかりづらい状態になっているんではなかろうかなというふうな疑問があったところです。
今回よう整理しておりませんけれども、これらについてはまた定期監査なりその他の機会でまた改めて検証することとしたいと考えているところです。
以上、雑駁になりましたが、今回の24年度決算審査の意見とさせていただきます。
○議長(光井 哲治君) 以上で監査委員の平成24年度決算審査意見の報告を終わります。
しばらく休憩します。再開は1時15分とします。
午後0時15分休憩
───────────────────────────────
午後1時12分再開
○議長(光井 哲治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
監査委員の決算審査意見書に対して、町長より処理方針についての発言を求めておられますので、許可します。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 先ほど、
代表監査委員から平成24年度決算審査意見書の報告がございました。審査意見としていただいた事項はいずれも重要な事項であり、十分に検討、配慮してまいりたいと考えています。
以下、御指摘いただきました個々の案件について、対応方針を申し上げたいと思います。
まず、第1点目は収入未済金対策についてでございます。
今議会冒頭の挨拶の中で触れましたが、税の徴収については先日9月3日に個人県民税払い込み優良市町村として県知事から表彰されました。過去10年間に中部地区の市町村では受けたところがなく、喜ばしいことでしたが、その理由は徴収率が4年連続して前年を上回り、高い率を確保しているということでございました。町民の皆さんの理解と御協力のたまものであり、町税等整理対策本部を設置し取り組んできた職員の努力の成果でもあるというふうに思っております。
この徴収率のアップは、現年分、過年分とも同様の傾向ではありますが、平成24年度の個人町民税の徴収率で見ますと、現年分の98.9%に対して滞納繰り越し分は38.7%となっており、全体の徴収率は97.4%ということで、全体を押し下げているということでございます。この滞納繰り越し分はさまざまな状況のもとで成り立っており、不納欠損や債権放棄の基準を一律に文章で定め、適正な管理を図っていくことは困難であり、昨年度の決算審査で個々の事例を積み上げた基準づくりをとの御意見をいただきました。幾つかの案件につきましては、町税等整理対策本部の議論の俎上にのせ検討いたしますとともに、弁護士への相談なども行っていますが、まだ基準として設けるというようなところまでは至っていないのが現状でございます。そのため、今後現年分については期限内納付の促進や初期段階での納付勧奨、あるいは納付指導を実施しまして、長期化、困難化しないように努めますとともに、過年度分の困難事例や特殊な事例については町税等整理対策本部で集約、必要に応じて積極的に弁護士に相談し、ノウハウを蓄積して、公平性や迅速性の観点から訴訟の提起や債権補償等についての基準づくりに努めたいというふうに思っております。
2点目の生ごみのリサイクル活用業務委託事業につきましては、廃棄物を可能な限り削減しリサイクルすることにより、地球環境に対する負荷及びごみ処理コストの低減を図るために実施しているものでございます。意見書の中で御指摘のように、本事業は国の緊急雇用事業により創出されたものでございますから、雇用の創出のために取り組んだ事業ということから、人を雇用しながら倉吉市にも生ごみ回収の範囲が広がっているということなどを考えれば、ある意味目的は達成されていると言えます。
しかしながら、廃棄物を削減しリサイクルをすることにより地球環境に対する負荷の低減を図るという目的を達成するには、この事業を継続していく必要があります。大きな課題は、この事業で生まれた液肥が有価物として取引される実態には至っていないことから、リサイクルとして確立できないということにあります。廃棄物を活用したリサイクル制度を確立しようとするとき、一番大きな困難はそれがうまく消費されず、循環する仕組みがつくれないということでございます。この事業の場合もまさにそのことが課題となり、経費の支援をしなければ事業が回らない仕組みになっているのです。
そのことを少し詳しく御説明しますと、平成24年度、この事業に委託料として472万5,000円を支出していますが、これは先ほどの
代表監査委員のお話にもございましたように、国の緊急雇用対策事業として委託料の2分の1以上を人件費に使うということを条件に、国がその経費の満額を交付金として見てくれるものでしたから、雇用の創出という国の要請とごみの減量化、リサイクルの推進という町政の思惑が一致したいい事業だったと思っております。しかし、国の支援を受けないでこれを行おうとしますと町費の持ち出しが多くなることから、平成25年度は288万7,000円の委託料で実施しています。これによりもたらされる効果を平成24年度の実績で見ますと、ごみ焼却費削減相当額が30万円、最終処分費用、これは焼却灰の処分費用なんですが、これの削減額が13万5,000円、それに34.8トンのCO2削減の効果というものがあります。お金の面からだけで見ますと245万2,000円の赤字、町負担となります。そこから生み出された液肥が同等品の単価で販売できた場合の利益85万5,000円を加えてみましても、159万7,000円の持ち出しということになります。
したがって、この事業の目的達成のために幾らまでなら町費を使っていいかというような議論は当然あろうかと思いますが、いかにしてできた液肥を販売ルートに乗せられるかということが最大の課題であります。量をふやし消費される仕組みをつることにより、リサイクルが確立できます。生ごみを回収する集落の数及び量は年々増加しています。関係機関、関係団体と協議しながらこの課題の解決方法を模索し、来年度の予算編成に向け判断したいというふうに考えております。
3点目の健康診断、予防接種に係る自己負担についてでございます。
妊産婦及び乳幼児の健診につきましては、産後1カ月の母子の健診だけが全額自己負担となっており、その他の妊婦健診及び乳幼児健診につきましては全て公費で実施しているのが現状でございます。生後1カ月の乳児健診につきましては、この8月にございました中部地区の各市町村長と知事及び県幹部との行政懇談会の中で、1カ月健診の重要性と経費の助成をと訴えました。知事は1カ月児健診の重要性というのをよく認識しておられまして、担当部長に検討をその場で指示されました。
そのほか、任意の予防接種におきましても季節性インフルエンザ予防接種への助成に加え、昨年度7月から他市町村に先駆けおたふく風邪、水ぼうそうの予防接種の助成を開始したところでございます。
健診や予防接種以外の子育て世代への施策につきましても、保育料は県下で最も低い水準で設定しておりますし、出産・入学祝い金の支給、特定不妊治療費の助成など手厚い支援を行ってまいりました。
一方、高齢者の健康診査、各種がん検診の自己負担について、70歳以上の方と70歳未満の方を区分して設定をしており、70歳以上の高齢者の健診費用負担は過去には無料としておりましたが、現在は70歳以下の自己負担額の2分の1程度に設定して負担をいただいているというところでございます。高齢化社会を迎え、介護予防事業の強化や健診受診率の向上等により健康寿命の延伸を図り、高齢になっても生き生きと健康的に暮らせる環境をつくって、医療費や介護費用の削減に努めることも重要な施策であるというふうに考えております。
湯梨浜町では両面から力を入れておりまして、直ちに御指摘のような高齢者支援から若年層へのシフトというようなことは考えてりおせんけれども、御引用の国の社会保障制度国民会議の内容をよく勉強いたしますとともに、国の対応状況あるいは若者の現役世代の給与体系及び高齢者の年金の動向等、これらをよく見きわめながら適切な措置を講じてまいりたいというふうに思います。
最後に、その他の課題について駆け足でお話がございました。所見を申し上げます。
まず、指名競争入札業務の中で指名競争入札における入札辞退の取り扱いについてのお話がございました。
入札で取り扱う工事や業務、物品の種類は多岐にわたっておりまして、指名願で提出された入札希望工事などの区分のくくりだけでは、その施工や納品ができない場合も含まれるというようなことがあります。また、各事業所の手持ちの工事あるいは契約の状況などで個別事情により入札の実施時期に受注できないというようなこともございます。このようなことから、指名された業者がやむを得ず入札を辞退する場合には辞退届の事前提出を義務づけており、何の連絡もなく入札に参加しなかったような場合には、指名停止の措置を講じているところでございます。入札前に参加辞退の連絡があった場合は、いわば正当に認められた権利としてペナルティーを科さないということにいたしております。
なお、指名競争入札において安易に入札を辞退することは競争性を低め、公正な入札執行を阻害する要因になるというようなことも考えられますが、そのような場合には理由等をよく調査し、必要な措置をとりたいというふうに思います。
次に、公の施設の指定管理業務に係る目標値についてです。
指定管理業務として委託する際の目標値の設定がないということでございますが、施設に応じ事業計画あるいは管理運営方針の中で明確に設けているものと、通常の管理のみで目標といったものには触れられていないものがあります。具体的に言いますと、潮風の丘や東郷総合運動公園のように集客に努力することが求められ、プロポーザル方式で委託業者を決めたものについては将来の目標設定も打ち出されていますが、単独指名で委託した福祉施設については適切な管理ということが主体で、改善して次の目標にというような要素は少なかったものと思われます。しかし、どの施設についても施設の設置目的を達成するため最大の努力を払っていくことは必要であり、次期契約の際には各施設の行政目的に応じた目標値の設定といったことにも配慮を求めていくようにしたいと思います。
最後に、東郷湖活性化プロジェクト事業と東郷湖未来創造事業の関係についてでございますが、これはそれぞれの事業が東郷湖活性化プロジェクト推進会議と東郷湖未来創造会議のそれぞれの組織のもとで組み立てられていることによるものです。もともと東郷湖未来創造会議を立ち上げたときにも、既にあった東郷湖活性化プロジェクト推進会議とどう違うのかということあたりについての議論はあり、そのためのリーフを作成しましたが、私は今のところ次のように考えています。
わかりやすくするために多少強引に申し上げますと、PDCAサイクルの考え方でいいますと、東郷湖未来創造会議はいわばPとD、計画と実施といいますか、東郷湖周の魅力をさらに高めるためにみずからが実現したいことを考え、それをみずからが実現していくそのような機関であると思っており、東郷湖活性化プロジェクト推進会議はCとA、実施状況を把握、チェックし、組織として応援しながら重要な事柄についてもみずから動くというような機関であると思っております。
したがって、東郷湖未来創造会議はその構成員も町民、住民グループ、公務員、NPO、ボランティア等で、みずからがやる気のある比較的若手の人たちが参加し、ワークショップ形式での議論をしながら実施内容を決めていく、そのようなものでございますし、これに対しまして東郷湖活性化推進会議は各種団体の代表、学識経験者等から構成されており、報告を聞いたりしながら議論が進められ、目標を設定したりしておられるということでございます。平成24年度、今年度と未来創造会議を開催していないことから、その性格がわかりにくい部分もあろうかと思います。御理解をいただければと思います。
以上です。貴重な御意見を賜り、
代表監査委員及び監査委員には心からお礼を申し上げます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、議案第69号から議案第86号までの各議案に対する総括質疑を会計ごとに行います。
ただいま申し上げたとおり会計ごとの総括ですから、個別質疑は避けるようにお願いをいただきます。議員各位の十分なる理解と解釈をされ、質疑を行いたいと思います。
議案第69号、平成24年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
酒井議員。
○議員(7番 酒井 幸雄君) 24年度の体制、町長は先ほど決算に対して評価をされました。その評価の形としては、私もおおむね町長が評価されたような形でいいんじゃないかなと、そのように思っております。
ただ、この24年度予算を立てるときに大きな目標だったのは、住民の参画、協働の形を何とかつくりたい。そういう思いが町長の施政方針演説の中からも聞かれました。それはこれからの町の財政を考えたときに、当然住民の力が生かされなければ湯梨浜町はだんだんとじり貧になってしまう。そういう危機感もあるわけです。監査委員が指摘されたように、23年度と24年度を比べても地方交付税や臨時財政対策債、自由に使える金がだんだんとさらにこれからは減ってくるんじゃないか。
そういう状況の中で、財政力指数、そういうものは当然悪くなってくるわけでして、それを補うためには住民に満足度を高めるためには少し住民の皆さんと一緒になって汗をかく、そういう形を模索せにゃいけんでないか。そういう考え方で、この24年度事業を推進されてこられたんだと思います。
防災体制についても、東日本大震災があっていろんな住民が危機意識を持つ中で取り組まれたから、住民とのいい形での訓練もできたと思います。それから天女のふる里づくり、ウォーキングリゾート構想、この辺も住民の参加をうまく取り入れる形ができたなちゅうぐあいに評価しております。
ただ、全般的にそれぞれの地域で元気を出せれるような形をつくっていかなければならないわけでして、一部の地域が手本になったり、そういう形はあったにしても、全体に波及していく形が当然求められます。
それでこの24年度、議会は地区公民館の問題で陳情を受け、議会として一つの方向性を示しました。当局に何とか検討してほしいちゅう形を出しました。その形も住民が参画できるような形、それぞれのただ狭いエリアの教育委員会の公民館じゃなしに、そこに住んでおられる皆さんはいろんな生活課題を抱えておられるわけでして、そういう生活課題が組織で話し出され、この分はなら自分たちでやろう、この部分は地域のもんがもうちょっと手伝ってくれりゃできるでないか、この部分だけは公にやってもらわないけん。そういう形をつくるいいきっかけでないかなちゅうぐあいに議会は行政のほうに提起したわけです。なかなか動かん。何で動かんのかなちゅう思いを持っておりますし、それとこの24年度は介護保険でいえば5期のスタートの年で大幅に引き上げがあったわけです。そのときに、議会でも介護予防をしっかりすればこの費用は抑えれるでないか、そういう議論をしました。それで監査委員も指摘されましたけど、この介護保険の会計だけでなしに一般会計から、私は役場の町長部局、教育委員会、横断的なつながりを持ちながらその町民の健康づくり、介護予防のために取り組みが必要だちゅうことをあのとき申し上げて、町長もできるだけそういう形を目指したい。そういう方向ちゅうのは行政が横断的に対応しなければ、住民との共同作業というのは生まれてこないわけでして、そういう部分からするともう一つこの分野は進まなんだなのかなちゅう心配をしております。
御存じのように、監査委員も指摘しましたけど、要支援の1、2のその部分についてはもう行政、市町村がそれぞれ対応を任される状態がこの二、三年で必ず来るわけでして、そのときに湯梨浜町の実態を見てみると、要介護の人の大方半分近くが65歳以上の高齢者によって介護されとる。もう25%近くはひとり暮らしの人になってしまっとる。そういう人たちをどう支えていくか。本当に時間がかかるわけですので、早急に取り組まないけなんだ課題ですけど、その部分もまだまだ見えてない。あのとき議論したおかけで筋トレとかそういう部分、一生懸命頑張っていただいとるちゅう部分は出てきましたけど、ただ、さっきも言いましたように横断的に行政がしっかりと取り組む形ちゅうのが見えてこん限り、共同の形が生まれてこないんじゃないかなちゅう心配をしております。その形が生まれてこなんだら、町の財政はますます悪化の一途をたどってしまうんじゃないか。そういう心配があるもんですので、その辺について町長の考え方を聞いておきたいなと思います。
○議長(光井 哲治君) 町長。
○町長(宮脇 正道君) おっしゃるとおり、住民参画といいますか協働ということは、いろんなことを進めていくときに住民みずからがその気になってやっていただくということが必要でありますし、予算的な面もありますでしょうし、それともう一つ、やっぱり真にスタミナを持ってその地域をつくっていこうとするときには、やっぱり住民の方のそうしたいという思いが根っこになければ、行政だけが旗を振っていてもなかなか実現しないことだというふうにも思っております。
そのあたりで、今、酒井議員がおっしゃいましたように昨年を振り返ってみて、公民館の関係につきましてもう少し丁寧な議論で話が進めばということ、そのようにいかなかったという例で申し上げましたけれども、そのあたりある程度その地域でこれまでやってた活動、それらを損なうことのないようにせないけんということは十分認識しておりまして、それは今そのために実際どうするかあたりのお話を教育委員会と町長部局とで進めているところです。その辺はまた議会のほうにも折々説明していると思いますけども、配慮してまいりたいと思います。
それから、やっぱり横の連絡の大切さちゅうのもあるとは思っております。今回の決算評価に当たりましては、各課長に24年度の自分の課の所管事業について、よく進んだことと不本意だったこととあったら書いてみてくれちゅうようなことで、メールでちょっとやりとりしたりしたんですけども、その中で具体的に言って悪いんですが、あいサポートについて、その担当課長はあいサポートのバッジをつける人をふやすということの取り組みをやるということでそういう気持ちでやってたんですが、なかなか町民の方たちにその輪を広げていただくということが必ずしも十分に進んでないという面から、そのことはちょっと残念な結果だったということを書いておりましたが、それもやっぱりやろうと思えば一つはほかの例えば長寿社会課あたりがやるいろんな会のときに、平日の夜でもやるような会のときに出向いていって声かけをすれば、あるいは集落ごとに何か寄り合いが持たれたときに出向いていってすれば、恐らくもっとうんと身近なものになって進んだんだろうと思います。そのことを残念がってたものですから、数がふえなかったということ、そういったことも本当にやっぱりやっていかなければならないちゅうことは、それに限らずいろんな事業についてもやっぱり同じことが言えるなというふうに思っております。その辺も配慮していきたいと思います。
決算評価の中で、認知症対策のための講習会、研修会のようなものもやって、数百人の町民の方に御参加いただいたというようなことも御報告いたしましたけれども、それらにしてもやっぱりもっとより小さい範囲でといいますか、集落ごとにというような感じで実は入り込んで、きちんと町民の皆さんに理解を得ていただくことが一番大切だろうなというふうに思っております。その辺も今後十分配慮してやっていかないけんなと思っております。
○議長(光井 哲治君) 7番、酒井議員。
○議員(7番 酒井 幸雄君) 何だらしこの評価も今町長が言われたように各課に出してもらって対応するという、やり方自体もちょっと変えてみないけんでないだろうか。そうでないと横断的な形ちゅうのはなかなかできんじゃないだろうかなちゅう、私は思っています。
例えば、議会が提起した地区公のあり方、もう公民館ちゅう狭いエリアじゃなしに、何だらし生活にかかわる問題が全て行政と住民が一つになって対応していくんだちゅう形をもうつくる時代に来とるじゃないかちゅうか、そこで議会はああいうコミュニティーセンターちゅう格好で提起させていただいたですが、これ私が思うにもう行政としては喜んでそこに検討を入れられるもんだと思っとったわけですが、なかなか進んでこない。その形がさっき言った健康づくりにも、地域で支え合う形にも共通の問題として出てきとるわけですね。例えば健康づくりや何か教育委員会が一緒になってやりゃ、もっともっと幅が広がる部分ちゅうのはたくさんあるわけですし、もう何だらしその垣根はないと思っておられるでしょうけど、その垣根をできるだけ意識して壊すような形を町長が指導されにゃ、なかなか住民と一体感ちゅうのは難しいなちゅうぐあいに思っております。
今の町長の答弁をお聞きして、冒頭申し上げましたようによう頑張られたなちゅう部分はたくさんあります。それは素直に褒めておきたいと思います。敬意を表しておきたいと思っておるわけですけど、さっき言ったようにもう基本を変えてみよいや、そんなことをぜひ取り組む形をこの25年度途中からでも考えてほしいな。多分、議会の教育民生常任委員会ではその地区公民館の問題も引き続きいろいろ議論されて、行政にハッパをかけられると思います。もう既に行政のほうに地区公民館の問題ちゅうのはさじが投げられたわけですので、行政がしっかりと答えを出すちゅう考え方で、教育長は教育委員会のこれは所管だちゅうことで頭を痛めておられるんじゃないかなと思いますけど、教育委員会だけで考えてもその課題は解決しません。健康づくりにしても、それから24年度は湯梨浜町内全部の幼稚園、保育所で幼保一体ちゅう形で進めました。本当にすばらしい指針、実施要項みたいなものをつくっていただいて、職員の皆さんが大分頭を痛めてつくられたんだな。かなり期待を持っています。
ただ、それに対して保護者がどう思ったのか、そういう話し合いがなされてきたのか。去年までと違って、湯梨浜町はこういう形をするようになりました。それについてまた意見をいろいろ聞かせてくださいとか、そういう形もとられてきたのか。そういう部分も含めて、これは教育委員会にも子育て支援課にも、あるいはほかの健康推進課にも関係があるかもわからんけど、その辺を含めて横断的にぜひ考えてもらえりゃもっと住民に喜んでいただけるし、住民がなら頑張ってみようかちゅう形が示してもらえる方向が必ず見えてくるんじゃないかなちゅうぐあいに思っておりますんで、もう一遍その意気込みみたいなんが聞かせていただけりゃありがたいなと。
○議長(光井 哲治君) 町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 保育所と幼稚園のあり方について、統合して一応当初はやっぱり多少ぎくしゃくした点もあったようです。ですが、担当課のほうも一生懸命園長なり職員なりとも意見を交わしたりとか、そういうことで円滑な運営が行われているというふうに理解しております。
やっぱり今おっしゃいましたように、住民の人が本当に元気にやる気を持っていただかないと地域は衰退します。その元気をいかに引き出してやるかということになれば、やっぱり役場の職員もそれを自分のこととして積極的にかかわって進めていくことが大事で、その汗をかくのをいとっては、いつまでも停滞した役場になり町になるというふうに思っておりまして、その辺、横の連携ということについては配慮しておりまして、防災とかあるいは男女共同参画ですとかそれから税のこととか、そういった部分で必要に応じ設けていますけれども、実は個々の課題が出たときに本当はそれはほかの課と議論すればもっとよくなるとかもっと広げれるとか、そういった点で必ずしも十分に目が行き届いてない点もあろうと思います。気がついたら言うようにはしてるんですけども、そのあたりも十分ひっくるめて、要するに町民が元気なまちを目指すということで頑張っていきたいというふうに思います。
○議長(光井 哲治君) よろしいですか。
○議員(7番 酒井 幸雄君) はい。
○議長(光井 哲治君) そのほか、総括質疑はありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第70号、平成24年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第71号、平成24年度
湯梨浜町高齢者及び障がい
者住宅整備資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第72号、平成24年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第73号、平成24年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第74号、平成24年度
湯梨浜町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第75号、平成24年度
湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第76号、平成24年度
湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第77号、平成24年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第78号、平成24年度
湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第79号、平成24年度
湯梨浜町長瀬財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第80号、平成24年度
湯梨浜町橋津財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第81号、平成24年度
湯梨浜町宇野財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第82号、平成24年度
湯梨浜町舎人財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第83号、平成24年度
湯梨浜町東郷財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第84号、平成24年度
湯梨浜町花見財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第85号、平成24年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第86号、平成24年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
お諮りします。議案第69号から議案第86号までの18議案については、議員全員で構成する平成24年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、議案第69号から議案第86号までの18議案については、平成24年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。
この特別委員会の委員長及び副委員長について、委員会条例第8条第2項の規定により、特別委員会によって互選をお願いします。
しばらく休憩します。
午後1時53分休憩
───────────────────────────────
午後2時01分再開
○議長(光井 哲治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
特別委員会の委員長及び副委員長の互選結果を報告します。
委員長に入江誠議員、副委員長に
松岡昭博議員が選任されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第23 議案第87号 から 日程第31 議案第95号
○議長(光井 哲治君) 日程第23、議案第87号から日程第31、議案第95号までの9議案を一括議題とします。
順次提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第87号、平成25年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第2号)から議案第95号、平成25年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第2号)までの9会計の補正予算について、一括して提案理由を申し上げます。
まず、議案第87号、平成25年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,475万円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ89億8,645万2,000円にするものです。
歳出で主な補正内容を申し上げますと、まず総務費では非常時に役場本庁舎機能を維持できるよう大型の非常用電源を整備する経費、県が新たに設けた補助制度で地域における空き家、店舗等遊休施設を活用して地域活性化に取り組む地域や団体に必要経費の一部を助成するそのための経費、東郷支所の空調を新たな空調システムに構築する経費。民生費では、高齢者が可能な限り自宅で生活ができるよう住宅を改修する場合の助成について対象経費の増に伴う経費。農林水産費では、重油の高どまり等に対処するため輸送経費補助の増額に加え新たに船底塗装等の支援を行うための経費、井戸海水を利用した陸上養殖事業が国の交付金事業に採択になったこと等に伴う経費。土木費では、
町道筒地原線及びその周辺で発生している亀裂について、引き続きデータ収集と今後の対応を検討するための経費等。商工費では、雇用環境の充実を図るため、町内の事業者が新たに町内在住者を雇用した場合に交付する奨励金の対象件数の増に伴う補正などを計上することといたしております。
次に、議案第88号、平成25年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ180万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ567万8,000円とするものでございます。
主な内容は、貸付金の繰り上げ償還に伴う一般会計への繰出金の増額でございます。
議案第89号、平成25年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,249万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ19億7,108万8,000円とするものでございます。
補正の主な内容は、療養給付費交付金等の確定による精算返納金などでございます。
次に、議案第90号、平成25年度
湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,091万9,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億6,338万2,000円とするものでございます。
補正の主な内容は、国庫支出金等の精算返納金でございます。
次に、議案第91号、平成25年度
湯梨浜町温泉事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に変更はございませんが、前年度繰越金の確定に伴い繰越金を244万2,000円増額し、同額の繰入金を減額するいわゆる財源振替を行うものでございます。
次に、議案第92号、平成25年度
湯梨浜町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ704万4,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億8,013万7,000円とするものでございます。
補正の主な内容は、天神川流域下水道建設費負担金の減額、不明水調査等公共下水道維持管理経費の増額、新規接続者に対応する単独施設整備事業費の増額などでございます。
次に、議案第93号、平成25年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ104万1,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億5,483万2,000円とするものです。
補正の主な内容は、新規接続者に対応する管渠築造工事請負費の増であります。
続きまして、議案第94号、平成25年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)について提案理由を申し上げます。
このたびの補正予算は、収益的支出の事業費用を14万5,000円増額して補正後の総額を3億3,477万円とするものでございます。
主な内容は、職員の異動によります職員手当の増等でございます。
最後に、議案第95号、平成25年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第2号)の提案理由を申し上げます。
収益的支出の予定額、水道事業費用を113万5,000円増額し、合計1億8,019万5,000円とするものでございます。
補正の内容は、原水及び浄水費と総係費に係る増額でございます。
以上、いずれも地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、それぞれ担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(光井 哲治君) 続いて、順次担当課長より補足説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(山下 章君) それでは、議案第87号、平成25年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。
予算書6ページをお願いします。第2表の地方債補正でございます。追加といたしまして、起債の目的、緊急防災・減災事業債、限度額3,300万、起債の方法、利率、償還の方法は記載のとおりでございます。
2番の変更でございます。過疎対策事業債、限度額910万円を980万円、70万円の増でございます。
臨時財政対策債、3億5,000万を3億6,141万円に変更いたします。1,141万円の増額でございます。
続きまして、9ページをお願いします。歳入でございます。
8款地方特例交付金でございます。補正額534万9,000円を増しております。これは県からの通知により増額するものでございます。
9款地方交付税でございます。普通交付税を2億7,043万8,000円増額補正をいたします。これは普通交付税の確定に伴う増額でございます。
11款分担金及び負担金、2項負担金、1の総務費負担金でございます。1節の総務費負担です。ゆりはまネット加入金237万円、これ増額補正しております。これは加入者が増加したためでございます。
続きまして、次の10ページをお願いします。13款の国庫支出金、2項の国庫補助金です。4目の農林水産業費国庫補助金でございます。水産業費補助金として地域経済循環創造事業交付金2,000万、新規計上でございます。今回、県補助事業の陸上養殖起業支援事業の予定起業者2社のうち1業者が国の補助事業、先ほど言いました地域経済循環創造事業10分の10ですけど、移行したために今回国庫補助金を計上いたしました。
続きまして、14款県支出金、2項の県補助金、1目の総務費県補助金です。みんなで支え合う中山間地域づくり総合支援事業補助金、これ新規計上でございます。750万。
続きまして、11ページでございます。下のほう、17款繰入金、1項基金繰入金です。1、財政調整基金繰入金1億7,500万円の減。2目の減債基金繰入金、これも1億円の減でございます。これにつきましては、先ほど言いました普通交付税を増額補正いたしましたので、この財源をもってそれぞれの繰入金をゼロとしたものでございます。8目の農業集落排水事業推進基金繰入金、これ510万円を計上いたしました。これにつきましては、農業集落排水処理事業特別会計で行います工事費に対しての繰出金に充当するために、基金から繰り入れするものでございます。
次の12ページでございます。2項の特別会計繰入金、2目の住宅新築資金等貸付特別会計繰入金、これを180万5,000円計上しております。これは特別会計の中で貸付金の繰り上げ償還があったために、会計での剰余金を一般会計に繰り入れするものでございます。
次の18款繰越金でございます。繰越金を6,691万3,000円増額補正しております。今回提出しております平成24年度一般会計決算書の実質収支に関する調書によりまして、歳入歳出差し引きから翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額のうち、地方自治法第233条の2の規定による基金繰入金、これは1億800万でございますけど、これを差し引いた1億691万3,000円を繰越金として計上するもので、当初予算計上額との差額6,691万3,000円を増額補正するものでございます。
続きまして、20款の町債です。1目の総務債、2節の緊急防災・減災事業債でございます。3,300万。これは役場本庁舎非常用電源改良事業でございます。2の民生債、2節の過疎対策債です。これ20万円増、これは出産奨励事業に充てるものでございます。3目の衛生債、2節の過疎対策事業債50万、これは妊婦健康診査事業に充てるものでございます。8目の臨時財政対策債1,141万円増額補正でございます。
続きまして、次の14ページ、歳出でございます。主な歳出の内容につきましては、既にお手元に配付しております歳出予算事業概要書に記載してあるとおりでございます。
2款の総務費でございます。1項総務管理費、1目の一般管理費の中でございます。下のほうでございます。東郷支所施設整備事業、工事費として936万3,000円を計上しております。これは現在東郷支所の空調システムはA重油ボイラーによるものでございますけど、このボイラーが使用不能になったために今回新たに電気による空調システムを構築する工事費用を今回計上いたしました。その下の下です。総務一般管理臨時経費3,300万、委託料300万と工事費3,000万計上です。これは現在役場本庁に設置しております発電機による非常用電源では、現在対策本部の部屋とそれから防災無線が機能する程度のものしかございませんので、停電時の庁舎機能確保が現在難しくなっております。それを考慮し、新たに大型の非常用電源、発電機を設置するものでございます。
次の15ページでございます。6目の企画費の中に下にみんなで支え合う中山間地域づくり総合支援事業1,250万円計上しております。これは地域の遊休施設を利用して、ハード、ソフトの両面から総合的に地域活性化に取り組もうとする地域や団体に対して、県が2分の1、町が3分の1を補助する事業でございます。
次の11目のCATV費でございます。上のほうのゆりはまネット経常経費989万1,000円増額補正でございます。これは新規加入者が当初予算に想定した数より増となっておりますので、今回増額補正するものでございます。
15目の諸費でございます。23節の償還金利子及び割引料4,248万4,000円増額補正です。これは国庫、県費の精算による返還金を計上しております。
続きまして、飛びまして21ページをお願いします。5款農林水産業費、3目の水産業費、1目の水産業振興費でございます。上の沿岸漁業活性化推進事業103万6,000円増額補正でございます。これにつきましては、漁業者支援といたしまして輸送経費の補助率のアップ、それから新規に船底等塗装経費の支援、魚群探知機購入支援に関する補助でございます。次の陸上養殖起業支援事業、これは△の814万8,000円となっております。減額しております。これは既に当初予算のほうで計上しておりますけど、泊漁港内の井戸海水を利用しまして養殖を行う事業者に補助するものでございますが、当初は2社予定しておりましたが、うち1社がその下に書いております地域経済循環創造事業の国庫補助事業に移行したためなどによりまして減額するものでございます。補助率は県補助が3分の1、町が6分の1の助成でございます。下の地域経済循環創造事業3,100万円計上です。新規です。これは先ほど説明いたしましたとおり、国庫補助に移行した業者に対しての補助でございまして、国が10分の10の定額の2,000万、残りの事業費に対して県が3分の1、町が6分の1助成するものでございます。
続きまして、最後になります。最後の24ページ、予備費でございます。これは減額しておりますけど、これは財源調整のために減額しております。
給与費明細書につきましては省略したいはと思います。説明は以上です。
○議長(光井 哲治君) 続いて、生涯学習・
人権推進課長。
○生涯学習・
人権推進課長(西原 信男君) 続きまして、議案第88号、平成25年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)につきまして補足説明をいたします。
今回の補正は、住宅資金貸付金について、その借受人の方の申し出により未償還額の全額を繰り上げて償還されたことによるものでございます。
予算書の事項別明細書は省略させていただきまして、6ページをお願いいたします。
歳入でございますが、2款繰入金、1項一般会計繰入金、1目一般会計繰入金、1節一般会計繰入金を117万1,000円減じて補正後の額をゼロとし、4款諸収入、1項貸付金元利収入、1目住宅新築資金等貸付金元利収入、1節住宅新築資金等貸付金元利収入を297万7,000円追加し、補正後の額を565万円とするものでございます。
次に、7ページの歳出でありますが、1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、28節繰出金、これは一般会計への繰出金でございますが、180万5,000円を追加し補正後の額を185万円とするものでございます。
また、2款公債費、1項公債費、1目元金と2目の利子につきましては、それぞれその他財源と一般財源を振りかえするものでございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、
健康推進課長。
○
健康推進課長(蔵本 知純君) それでは、議案第89号、平成25年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について補足説明をさせていただきます。
予算書のほう、6ページをお願いいたします。6ページの中ほど、3款の療養給付費等交付金でございます。2,297万3,000円の増額でございます。これは当初予算の編成時に見込んでおりました退職被保険者の割合が新年度になりまして交付決定の際に増加をしたことによります増額と、それから過年度分の精算によるものでございます。
それから、7ページの中ほど、9款の繰越金でございます。5,986万2,000円の増額でございます。これは繰越金の確定による増額でございます。
8ページをお願いいたします。歳出でございます。8ページの2款保険給付費につきましては、それぞれ財源の振りかえによるものでございますので、説明は省略をさせていただきます。
9ページの3款後期高齢者支援金と、それから次の4款前期高齢者納付金と、それから6款の介護納付金、この3つにつきましては額の確定による補正でございます。
次の8款の保健事業費、1項特定健康診査等事業費、1目の特定健康診査等事業費1万円の増額でございます。これは特定健診の受診率が町長のほうからもありましたが低迷をしておりまして、この特定健診を再認識していただいて、またより身近に感じていただくために、特定健診の愛称を募集する経費を計上させていただきました。
はぐっていただきまして、10ページをお願いいたします。10款の諸支出金、1項の償還金及び還付加算金、3目の療養給付費交付金等償還金でございます。2,682万3,000円の増額でございます。これは平成24年度の療養給付費等負担金などが歳入超過になっておりまして、精算して国庫及び県へ返納するものでございます。
最後、12款の予備費でございます。4,691万7,000円の増額をお願いしております。実は、平成25年の5月診療分にかかわります医療費がここ2年間のうちで最も高くなってきております。今後の急激な医療費の上昇に備えまして、予備費を増額をさせていただきました。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、
長寿福祉課長。
○
長寿福祉課長(
地域包括支援センター所長)(竹本 恵子君) 議案第90号、平成25年度
湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。
6ページをお願いできますでしょうか。歳入でございます。
7款繰越金、1項繰越金、1目の繰越金につきましては、平成24年度の決算により繰越額が4,518万9,000円となりましたので、当初予算との差額2,918万9,000円を計上いたしております。
続きまして、歳出です。7ページをごらんいただきたいと思います。
6款諸支出金、1項償還金及び還付換算金、2目償還金につきましては、平成24年度の事業実績に基づく負担金の確定により、国庫支出金の返還金1,835万5,000円を計上いたしております。介護給付費に係るものが1,753万8,000円、地域支援事業に係るものが81万7,000円でございます。
5款の予備費1,083万4,000円につきましては、歳入歳出の差し引きにより計上させていただいております。以上です。
○議長(光井 哲治君) 続いて、
産業振興課長。
○
産業振興課長(清水 武房君) 議案第91号、平成25年度湯梨浜町温泉特別会計補正予算(第1号)について補足説明いたします。
第1表並びに事項別明細書は省略させていただき、6ページをお願いいたします。
ここの4款繰越金、1項繰越金、1目繰越金244万2,000円、これは前年度の繰越金が確定したことによるものでございます。
それで返っていただきまして3款繰入金、1項基金繰入金、1目温泉事業推進基金繰入金、同額の244万2,000円を減額するものであります。
また、温泉事業の推進基金繰入金を244万2,000円減額いたしました。これは7ページの歳出で一般管理費の財源振替によるものでございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、
建設水道課長。
○
建設水道課長(岸田 智君) それでは、議案第92号と93号、2会計について御説明いたします。
初めに、議案第92号、平成25年度
湯梨浜町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。
4ページをお願いいたします。第2表、地方債補正でございます。流域下水道整備事業債の限度額を190万円減額いたしまして1,770万円にし、下水道事業債(特別措置分)、限度額を490万円減額し5,220万円にするものでございます。起債の方法、利率、償還の方法につきましては、補正前と同じ条件でございます。
続きまして、7ページをお願いいたします。歳入でございます。
1款分担金及び負担金、2項負担金、1目下水道受益者負担金ですが、現在20件程度の新規加入の打診がございます。541万4,000円を計上しております。
3款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金ですが、780万円を計上しております。
4款諸収入、1項雑入、1目雑入ですが、県道倉吉青谷線道路改良に伴います下水道の補償費63万円を計上しております。
5款町債、1項町債、1目事業債ですが、減額の680万円を計上しております。内訳といたしまして、流域下水道整備事業債が減額の190万円。内容といたしましては、当初2分の1の国庫補助事業費分を計上しておりましたが、これが高率補助、3分の2の補助のほうへ事業費を振りかえたための減額でございます。下水道事業債(特別措置分)につきましては、額確定による490万円の減額でございます。
続きまして、8ページをお願いいたします。歳出でございます。
1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費ですが、受益者負担金、前納報奨金といたしまして8万5,000円計上しております。
2款事業費、1項流域下水道整備事業費、1目流域下水道整備事業費ですが、流域下水道事業の高率補助に振りかえたための負担金194万1,000円を減額計上しております。
2項公共下水道整備事業費、1目維持管理費ですが、県道倉吉青谷線道路改良に伴います修繕料といたしまして63万円計上しております。また、原材料費といたしまして、新規接続分としてコンクリートの公共ますを塩ビ用の公共ますに取りかえるために26万4,000円を計上しております。不明水対策といたしまして、管内の調査、委託料で21万、工事請負費といたしまして253万1,000円を計上しております。
2目施設整備事業費ですが、工事請負費といたしまして新規加入に伴います管渠築造工事による526万5,000円を計上しております。
3款公債費、1目公債費、1目元金につきましては財源振替によるものでございます。以上でございます。
続きまして、議案第93号、平成25年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)の補足説明をいたします。
6ページをお願いいたします。歳入でございます。
1款分担金及び負担金、1項分担金、1目事業費分担金ですが、25万円を計上しております。これは新規加入分といたしまして、泊地内ですけども1カ所計上したものでございます。
4款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金ですが、479万1,000円を計上しております。
7ページをお願いいたします。歳出でございます。
1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費ですが、人件費の制度改正に伴う補正でございます。減額の8,000円を計上しております。
2款事業費、1項処理施設費、1目維持管理費ですが、工事請負費に504万9,000円を計上しております。これは新規加入に伴います管渠築造工事によるものでございます。
なお、給与費明細書以下、説明は省略させていただきます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、水明荘支配人。
○水明荘支配人(成澤 岩郎君) 失礼いたします。議案第94号、平成25年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)について補足説明をさせていただきます。
資料1ページをごらんください。補正は支出第1款、第1項営業費用です。既決予定額3億1,619万1,000円に対しまして、補正14万5,000円を増額しまして3億1,633万6,000円とするものです。
職員給与費の既決予定額2,337万円に対して、補正額は14万1,000円の増額となります。
2ページから6ページまでは省略させていただきまして、7ページをごらんください。費目明細書でございます。
支出の1款事業費用、既決予定額の3億3,462万5,000円に対しまして、補正額14万5,000円の増額です。1項の営業費用も同じく既決予定額3億1,619万1,000円に対しまして、補正予定額は14万5,000円の増額となります。これは職員異動によります増額となります。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、
建設水道課長。
○
建設水道課長(岸田 智君) それでは、議案第95号、平成25年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。
6ページ、一番最後のページですけども、お願いいたします。収益費用明細書でございます。
収益的収入でございます。1款水道事業収益、2項営業外収益、4目雑収益ですが、増額の110万3,000円を計上しております。これは4月の26日の落雷に伴います建物災害共済金でございます。
続きまして、収益的支出でございます。1款水道事業費用、1項営業費用、1目原水及び浄水費ですが、落雷に伴います修繕110万3,000円を計上しております。
4目総係費ですが、地下水利用協議会負担金として3万2,000円を計上しております。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 以上で補正予算の提案理由の説明を終わります。
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◎日程第32 議案第96号
○議長(光井 哲治君) 日程第32、議案第96号、
湯梨浜町税条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第96号、
湯梨浜町税条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
平成20年度の地方税制の改正により、地方公共団体が条例で制定した寄附金を新たに控除の対象とする制度が創設されましたことに伴い、鳥取県では平成25年2月議会において県内に事務所、事業所を有する公益社団法人や社会福祉法人等に対する寄附金を条例で県民税の税額控除の対象に指定いたしました。
このたびの改正は、湯梨浜町においても県と同様に県内に事務所、事業所を有する公益社団法人や社会福祉法人等に対する寄附金について、平成26年度分の個人町民税から税額控除の対象とするよう税条例の一部を改正しようとするもので、地方自治法第96条第1項の規定により本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては担当課長が説明いたしますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(光井 哲治君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。
町民課長。
○町民課長(前田 啓嗣君) それでは、議案第96号、
湯梨浜町税条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をいたします。
改正理由につきましては、先ほど町長が提案理由で申し上げましたとおり平成20年度の税制改正と、これに伴って鳥取県税条例が改正されたことに伴うものでございます。
次に、改正内容でございます。1ページをごらんいただけますでしょうか。
最初に、第34条の7第1項でございます。改正前では税額控除の対象寄附金を地方税法第314条の7第1項のうち第1号、これは地方自治体に対する寄附金でございます。それと第2号、これは共同募金会や日本赤十字社に対する寄附金でございますが、これらに該当するものに限定しておりましたが、これを取り払うこととして新たに第3項を追加いたしまして、地方税法第314条の7第1項第3号に該当する寄附金、これは所得税の寄附金控除の対象となっている公益社団法人や社会福祉法人等に対する寄附金でございます。これらのうち、鳥取県内に事業所や事務所を有する法人または団体に対する寄附金と、それと鳥取県知事または鳥取県教育委員会の許可を受けた公益信託の信託財産とするために支出した金銭を税額控除の対象としようとするものでございます。
次に、2ページでございます。附則でございますが、施行日は平成26年4月1日からでございます。また、経過措置といたしまして、平成25年1月1日以降に支出する寄附金から適用するというものでございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 以上で議案の提案理由の説明を終わります。
議案第87号から議案第96号までの審議は、9月20日に行います。
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◎日程第33 報告第7号 及び 日程第34 報告第8号
○議長(光井 哲治君) 日程第33、報告第7号及び日程第34、報告第8号の2件の報告を一括議題とします。
順次報告を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 報告第7号、平成24年度
湯梨浜町健全化判断比率の報告及び報告第8号、平成24年度
湯梨浜町資金不足比率の報告について、一括して報告いたします。
これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見を付して本議会に報告するものでございます。
平成24年度
湯梨浜町健全化判断比率につきまして、実質赤字比率は実質収支額が黒字でしたので、比率算定対象外でございました。
連結実質赤字比率も、連結実質収支額が黒字でしたので比率算定対象外でした。
実質公債費比率は16.5%、将来負担比率は71.8%で、4つの指標とも早期健全化基準以下でございました。
次に、平成24年度
湯梨浜町資金不足比率については、水道事業会計から温泉事業特別会計までの算定対象6会計全て資金不足が生じていないため、比率算定対象外でした。6会計全て経営健全化基準以下でございました。
○議長(光井 哲治君) 続いて、報告第7号及び報告第8号に対する監査委員の意見を求めます。
代表監査委員。
○
代表監査委員(礒江 俊二君) 24年度
湯梨浜町健全化判断比率並びに資金不足比率に関します審査の結果を報告いたします。
緑の表紙にまとめております意見書、まず2ページでございます。財政健全化審査意見書でございます。
審査の結果は、各書類はいずれも適正に作成されておると認められます。記の下で、先ほどそれぞれ実質赤字比率、連結実質赤字比率等々は町長さんから報告があったとおりでございます。早期健全化基準というのが、サッカーでいいますいわゆるイエローカードになります。
個別意見のところです。実質赤字比率というのは、普通会計の実質赤字額が標準財政規模に示す割合を示すものでございまして、黒字となっており、比率算定外だということでございます。
連結実質赤字比率というのは、特別会計なり公営企業会計を含めた当町の全ての会計の実質赤字額が標準財政規模に占める割合を示すものでございまして、当町の場合、合計実質収支は黒ということになっておりまして、対象外だということでございます。
実質公債費比率につきましては、これは当町が負担すべき起債償還額、ここの中には広域連合等の起債償還額も含みますが、これが標準財政規模に対してどの程度かを示す比率でございまして、過去3年間の平均値でございますけれども、前年度より0.7ポイント下がって16.5%となっております。主な減少要因は、数多くの起債に係る償還が23年度末をもって終了したということが一つあります。それから、算定対象年度過去3年間でございますけれども、21年度、これが単年度公債費比率が高かったんですけど、それが外れて24年度が新たに入ってきた。これの2つの要因があると思っております。
それから、4番目の将来負担比率でございますけれども、これは当町が将来負担すべき債務、これは広域連合の分も当然ございますし、土地開発公社等々の負担分も含みますが、これが標準財政規模の何倍あるかということを示す数値でございまして、当町の場合、前年度より22.2ポイント下がった71.8ということで、イエローカードの350%を大きく下回っているということでございます。
最後に、(3)改善を要する事項は以上により特に指摘すべき事項はないと判断されます。
はぐっていただいて4ページです。これが公営企業会計の資金不足比率でございまして、対象の会計は先ほど町長さんから報告がありました水道事業会計、国民宿舎事業特別会計ほか計6つの会計でございます。
審査の結果でございますが、総合意見としては各書類はいずれも適正に作成されているということでございます。
個別意見でございますが、各会計の資金不足比率については各会計とも所定計算による資金不足がゼロないし余剰となるため、比率計算対象外で良好だということでございます。
なお、仮に1つの会計の中で単年度収支が赤となった場合、仮にそういう場合が生じたとしても、算定上一般会計から繰り入れが見込まれるということがありますとやっぱりゼロないし余剰という状態になりますので、資金不足は生じていないという判断結果になります。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) これより報告第7号、平成24年度
湯梨浜町健全化判断比率の報告についての質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
続いて、報告第8号、平成24年度
湯梨浜町資金不足比率の報告についての質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
以上で報告第7号及び報告第8号を終わります。
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◎日程第35 報告第9号 及び 日程第36 報告第10号
○議長(光井 哲治君) 日程第35、報告第9号及び日程第36、報告第10号の2件の報告を一括議題とします。
順次報告を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 報告第9号及び報告第10号、議会の委任による専決処分の報告について御説明申し上げます。
報告第9号は、町営住宅における人身事故の損害賠償額を定めたもので、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告するものでございます。
また、報告第10号は公用車による物損事故の損害賠償額を定めましたもので、これも地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告するものでございます。
いずれも詳細につきましては担当課長から説明させていただきます。
○議長(光井 哲治君) 担当課長より補足説明を求めます。
町民課長。
○町民課長(前田 啓嗣君) それでは、最初に報告第9号、議会の委任による専決処分につきまして詳細を御説明申し上げます。
報告第9号は、町営住宅における人身事故の損害賠償額を定めたものでございます。
去る平成25年4月17日に町営住宅敷地内においてごみ捨て場の扉を開かないようにするために設置されていた番線状のフックが和解相手方のまぶたにひっかかり裂傷を負ったものでございます。この事故につきましては、町営住宅内の人身事故のため過失割合は100対ゼロとなり、和解相手方の治療費及び慰謝料等として8万3,962円を町が賠償することで相手方と協議が調いましたことから、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、平成25年6月24日をもって専決処分したものであります。
なお、当該賠償額につきましては、全国町村会総合賠償補償保険により全額支払われるものでございます。
続きまして、報告第10号、議会の委任による専決処分につきまして詳細を御説明申し上げます。
報告第10号は、公用車による物損事故の損害賠償額を定めたものでございます。
去る平成25年6月15日に、職員が広報活動のために公用車を運転していたところ、左折時に民家に接触し民家のトヨを破損させたものでございます。この事故につきましては、公用車による物損事故のため過失割合は100対ゼロとなり、和解相手方が所有する民家のトヨの修理代として1万3,440円を町が賠償することで相手方と協議が調いましたことから、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、平成25年7月5日をもって専決処分をしたものでございます。
なお、当該賠償額につきましては、全国自治協会自動車損害共済により全額支払われるものでございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 以上で報告第9号及び報告第10号を終わります。
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○議長(光井 哲治君) 以上で本日の日程は全部終了しました。
なお、11日の本会議は午前9時から会議を開きますので、定刻までに出席してください。
本日はこれで散会します。
午後2時54分散会
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